この恋しても、いいですか？ R.Y 2

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侑李「なぁ、Aー？」





「んー？」









侑李「将来のこととか、考えてたりする、？」









…将来






考えていないわけじゃなかった。









大学生活の4年間の中で

当たり前に何かを得なきゃいけない









その中で私は何を得たいのか









「…んー。侑李は、？」









答えがまだ出なかったんだ。









なにをやろうとするのにも

なにかが引っかかってしまうから。









侑李「俺はね。…Aとずっと一緒にいること。」









「………」









侑李「いずれは、…結婚とかも考えてた」









侑李といる時間はほんとに幸せで



ただ侑李のことを考えていれば

私はそれでよかった









他のことにはなにも気が配らなかった







でも。





本当は。









侑李といると



涼介先生と比べてしまうのも

また事実だったんだ。









侑李「A、？」







「えっ…ごめんごめん。」





「ご飯つくろっか」









そう言ってさっきの話から遠ざけるように



私はおもむろにキッチンへと移動しようとすると









侑李「なぁって。」





「…っ。」









侑李に後ろから抱きしめられる。









侑李「俺本気だから。」









微かに囁いた声は

いつもよりも男らしくて





心が揺れた。









侑李「Aが好きだよ。」









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