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家に着くと




コートかけとくね

そう言われてソファに座らされた









涼介「…いつから知ってた、」


「…最近。」









そっか、そう小さく言った先生









「なんで。…5年前なんで消えたの」









募らせていた想いを吐き出す









涼介「……俺。さくちゃんには釣り合わない」


涼介「そう感じてた。
純粋なさくちゃんが汚れそうで」









静かに耳を傾けていた









涼介「俺。養子って言ったよな?」



「はい。」





涼介「養子は養子でも、
俺父親の妹夫婦に育てられてたんだ」









それは、初めて知ったことだった









涼介「だから会おうと思えば会える距離にいた
そんな俺に両親は金をくれって要求してきてさ」









一言一言に頷く









涼介「耐えれなかった。俺。
でもどうにかして金作る必要があったんだ」






「…どうして、」









涼介「その時俺の実の母親病気だったんだ」



「…そんな、」






涼介「治療費その他にも色々金かかるからって」


涼介「今までの人生愛されてこなかったのに
なんで俺が、そう思ったけど。」









涼介「実の母親には敵わねぇんだな」









その瞬間涼介先生の頬に涙が伝った












涼介「さくちゃんといる時から
知らねぇ女を抱いて金作って。

そんな俺が夢見てたことが一つだけあった」









「……うん。」









涼介「俳優になること」









その瞳は美しかった



夢を見るひとりだった







涼介先生も。









涼介「…5年前。そう決心した俺はさくちゃんから離れることをまず決めた。」

涼介「離れなきゃ、変われねぇ気がした」






涼介「だけど。辛い想いさせたよな」









その瞬間私も涙が溢れる






辛かった




誰にも言えない心の悩みだった









涼介「さくちゃん。…手紙、見た?」


「手紙、」









ベッドの下のだろうか、








涼介「あれ書いたの最近」


「え?」








涼介「さくちゃんのお母さんとは何回か会ってた」



「え……?」









涼介「さくちゃんの話いっぱい聞いてた」

涼介「さくちゃんのママとは何もないよその後」









安心して、そう言うように言う











涼介「俺も。…会いたかった」









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設定タグ:山田涼介 , Hey!Say!JUMP , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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山田咲菜(プロフ) - ごめんなさい大号泣しましたし、キュンキュンしました。ホントにこんな泣けるお話が書けるのはホントに尊敬します! (2020年10月7日 2時) (レス) id: b851b1a625 (このIDを非表示/違反報告)
Chika02170217(プロフ) - めっちゃいい話。。。 (2019年11月11日 20時) (レス) id: bc6b2eccee (このIDを非表示/違反報告)
らら(プロフ) - 山田くん担当さん» 嬉しいお言葉有難うございます。そう言って頂けて私も感動です。。 (2019年1月23日 23時) (レス) id: 18d9a58539 (このIDを非表示/違反報告)
山田くん担当 - 私は山田くんが好きで読ませてもらいました。すごく感動しました (2019年1月19日 10時) (レス) id: 76f3abcc84 (このIDを非表示/違反報告)
らら(プロフ) - あいちゃそさん» 嬉しいお言葉有難うございます。。温かい言葉恐縮です。あいちゃそさんにとっていいお話として残ってくれたのなら私はそれだけで幸せです(^ ^)私こそ素敵なコメント有難うございました。! (2019年1月15日 19時) (レス) id: 28ca21218f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らら | 作成日時:2018年11月30日 0時

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