この恋しても、いいですか？ R.Y 2

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その日家に帰ると








「わぁっ」









いきなり飛びついてきた侑李









侑李「大学サボってた」







震えながら話す侑李




そっと背中に腕を回した









侑李「…ごめん。昨日」





侑李「怒らすつもりはなかった」









好きだよ



侑李








大丈夫


好き

ちゃんと好き









そう自分に言い聞かせて









「侑李。私話したいことがある」









覚悟を決めた。





このまま隠すのは到底できない









ううん


したくない




そう思った









言うことで


少しでも忘れることができたらいい




そんな甘いこと考えていた。









「私…引きずってる。まだ先生の事」


「……忘れられてない」









そう言った瞬間





抱きしめてた腕が離れるのがわかった。









「5年経っても忘れることなんてできない」






侑李「なに。別れたいの？」









冷たくなった彼




でもそんな風にさせたのは

紛れも無い私自身だ









「違う侑李？聞いて」



侑李「好きなんじゃないの？嘘だった？」









嘘じゃないよ




あなたがいてくれなきゃ私は









ずっとずっと抱え込んで生きていってた












侑李が今の私を作ったんだよ





侑李が変えてくれたんだよ私の世界









「好き。好きだから、聞いてほしい」





「俳優の山田涼介さん。」









「似てるの。凄く」

「5年前に消えた先生と」









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