【拡散希望】君が私の希望です

【実話】2日目 私は弱い ページ6

結局、私がYさんに悪口を言った、
ということで片付けられてしまった。

私はやってなかったのに。

あの時、認めてしまったから

あの時、ずーーーーーーっと、「違う、やってない」って言い続ければ良かったのに

弱い私には、それが出来なかった。


正直、授業なんて受けたくなかったけど、学校を抜ける勇気もない私は、しょうがなく、そのまま頑張った。

その日、家に帰って母にその事を打ち明けた。
母は、私のことを信じてくれて、K先生に手紙を書いた。

翌日から、大変だった。

昼休み、事故現場の現場検証のように、一緒に帰っていた友達を、Yさんのクラスに集め、話を聞いてた。

「言ってました、それより、早く帰っていいですか？」

幼い私には、ちょっと刺激的な日常になりつつある中、友達に裏切られた

言葉の刃に、心が貫かれた

あまりにも衝撃的で、「それより、って私のことどうでもいいの！？」とか、

「Rちゃん(仮名)、最低！！」なんて、言えなくて

頭の中で、『は？』しか出て来なかった。

確かに、昼休み時間を潰されるのは嫌だったと思う。

でも、それだけは言わないで欲しかった。
7歳の私達は、まだ人を思いやる心を持っていなかった

それだけかもしれないけど

裏切られた、それだけが頭に残った

放課後、K先生にまた呼ばれた。

「お母さんと一緒に話すから、車に乗って」

車に乗り込むと、
緊張から、手に汗が滲む。
スカートを、両手で握り締める。
どんどん気分が悪くなっていく。

歩かないで帰れるのは、いつもなら嬉しかっただろうけど、車内には、何とも言えない私の罪悪感だけが漂う

それを消して、代わりに流れ始めたのは、
重たい無言の圧迫するような空気だった･･･

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