DREAMERS 3

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剛典side




あれからというもの

俺は涼太と2人で暮らす為の家を借りて

臣さんとの家から荷物を運んだ



一度も臣さんに会う事できなかったけど

臣さんが付き合う時にくれたプレゼント

俺はこれを持つ資格がないから

臣さんの部屋に置いて出てきた




仕事場で会う臣さんは、いつも通り

皆と挨拶をして

相変わらず、マスクとキャップかフード

顔は誰にも見せようとしないし笑わない



だけど、グループで居れば楽しい事もあるから

面白い事があれば一緒に笑う




あぁ、いつも通りに戻ったんだ…

さすが、臣さんだな。

そう思ってたのに…






三代目がグループ活動をしながら

個人の仕事を全員増やしていこうと

会議で決まった



そして、次の週くらいから

メンバー各々仕事を始めて

会う時間が短くなったり

少なくなったりし始めた




そんな中パフォーマーのリハーサル


毎週更新される

メンバー全員のスケジュール表を渡された



一括で見られるから、この日は

あの人が何の仕事なんだとか

誰が休みなんだとかすぐわかる




だから、スケジュールを見て

皆が口を揃えて言ったんだ






「ねぇ、臣は？/臣さんは？」





ﾏﾈ「あぁ、、臣はそっとしておいて」





人「何かしてるんですか？」





ﾏﾈ「岩田、バラエティ以外の仕事は

何でもらえてる？」






「ドラマとかって事？

そりゃ、オーディション受かってるし

オファーもくるし…」






ﾏﾈ「直人の映画は？」




人「一応オファー受けてから

オーディションしたけど…」





己「まさか、臣が？」





ﾏﾈ「ん。もう二桁いくくらいは受けてる」





E「審査員がおかしいんじゃない？笑」





健「臣ちゃんは？」





ﾏﾈ「会場入りするまで普通なんだよ

何も変わらない、俺の前では」





健「俺らの前でも変わらんけど」





ﾏﾈ「だから、明確な理由がわからなくて

こっちも下手げにオーディションや

仕事を渡せない…」





「臣さん…」




俺は気になって、臣さんが受けた

オーディションを教えてもらって

顔見知りのスタッフさんとか

監督に話を聞いた






監「あぁ、できれば使いたかったよ

こっちも何度もお願いしたし…

だけど、マネージャーさんが引き受けた後

登坂君から直々に、他のメンバーに

仕事回してくれってお願いされてさ…

それで、今回の映画は直人君に。

ドラマは、君に。」






何それ…

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