DREAMERS 3

亜○×隼 ページ30

隼side






亜「じゃあ、今日もリハーサル始まるよ」







「…」








玲「おい、隼！！やる気ある？笑」






「へ？あぁ、ごめん！」







亜「ほら、やるよ」







俺にはずっと忘れられない人がいる



忘れたくても忘れられない



ほぼ毎日一緒にいる



近くて遠い存在の人だから








亜「はぁーやと！」






「あらん君！また来たの？」





亜「なっ！俺先輩だぞ！笑」






「そーだっけ？笑」





亜「このー！ご飯奢ってやらないぞ！」






「それ嫌だ！ごめんね、あらん君！」







亜「しょーがねーな笑

ほら、早く学食行こうぜ」







「うん！」






学生時代、毎日一緒に居て



俺は、まだEXPG生だったけど



まぁ事務所は同じようなもんで…



学校も同じで、先輩後輩



それに、恋仲だった俺たち








だけど、あらん君は

俳優の仕事が増えて

だんだん、会えなくなって行った








亜「はーやと！久しぶり！

ねぇ、聞いてよ〜

昨日の撮影でさぁ、」







俺は、デビューの話なんか来なくて

正直焦っていた



なのに、あらん君は自分の仕事の話ばかり








「そうなんだ！大変だったんすね！

あ、俺約束あるんで行きますね！」







亜「俺がせっかく学校来たのに

一緒に帰らないのかよ〜」







「早く帰って、休んだ方が良いですよ！

俺と違って、忙しいんですから」








その日から、俺は同級生と登下校して

放課後は

玲於と一緒にダンスに明け暮れた







そして、あらん君とちゃんと話さないまま


とあるオーディションを受けた








ス「今日からこのメンバーで

GENERATIONSというグループの

候補生として頑張ってもらいます」







オーディションの結果を伝えると

突然呼び出されて、スタジオに入れば

新ユニットの候補生になったと伝えられた




そして、初の顔合わせに

あらん君も居たんだ…







玲「とりあえず、良かったな」







「まだデビューできるかわからないけど…

できるとこまで頑張ろうぜ」







玲「あぁ。まぁ、トラックの運転手も

向いてる気がするけどな笑」







「ひっどいなぁ笑玲於は、アーティストが

向いてるよ。ダンス上手いもん」







玲「サポメンにも上手い人いるからな…

負けないように頑張ろうぜ」







「おう！」







俺は、変わらず玲於と一緒に居た

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