DREAMERS 3

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玲於side




アメリカに来てやっと落ち着いて来て

自分からも英語で

話しかけれるようになった





クランプの1番すごい人が

LAにいるから、その人の家に

最初は泊めてもらってたけど



最近は、ダンス友達の隣の家に

空きが出たって言われて引っ越した






海外だから、身近に俺みたいな

男好きが沢山居て

夜はそいつらとつるんで

時々というか…まぁ

結構な確率で、そういう事してる






好きとか、そんなのどうでも良くて


もう、恋なんて絶対にしない


誰の事も好きになったりしない


信用なんか、もっとしない



だって、結局バカなことして

傷つくのは自分だから…



失うくらいなら、最初から

深く関わらない方が良い



恋愛感情があっても、なくても…



アメリカというか、俺の周りには

自由人が多いから、集まろーぜって

誰かが言えば、来たい奴が来る

気分屋で、すぐ帰る奴もいる


こんな楽な生活、日本じゃできない




もうずっとここに居れば良い

ここに居れば楽しい

辛い事も忘れられる




それでも、ダンスだけは

もっと上手くなりたいって

練習も怠らず、レッスン受けて

筋トレだって続けた


まるで、GENEに戻る準備をするみたいに






そういえば、上裸になる事減ったな…

脱ぎたいけど、脱げないんだ


アメリカ人は、身体がデカいし

まぁ、容赦ないっていうか、、


そもそも、男を好きになっても

経験なんてした事ないから

こっちに来て、初めてを迎えた…




最初は、痛くて泣くことしかできなくて

怖くなってやりたくなくなったけど

一度快感を覚えたら、もう無理だった

どんなに、酷くされても、叩かれても

噛まれても、首しめられても

全部忘れる為だと思って

日本に居た記憶をなくしたくて

ずっと耐えて来た




毎日やってれば、「慣れ」が出て

自らされに行くんだけどね笑





今日も、集まりに参加する

さっ、今日は誰が

お持ち帰りしてくれるかな





仲間と酒を飲み、踊って、ご飯食べて

とにかく騒いで

今日も誰かに、持ち帰られるはずだった…

さっきまでは、、、




酒を飲みながら、いつも通り

友達の膝の上に乗り、抱きついてると

後ろから、仲間の誰かが言った







【玲於、お客さんだよ】





【えぇ、誰？俺、呼んでない】





英語で会話してたはずなのに

聞き覚えのある日本語が聞こえて来た






？「玲於」

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