romance 33 ページ34
・・・あー、寝過ぎた・・・
もう１０時じゃん。やっばい。ダラけすぎ・・・
と、違和感を感じて枕元に鼻を近づけた。
「酒くさい」
そうだ。
昨夜、勇太が家の前で倒れてて、ベッドに寝かせたんじゃなかったっけ。
あれ？なんでわたしがベッドに寝てるの？いつの間に？？
見回してみても勇太の姿はない。
けれど、わたしが昨夜寝たはずのクッションの上には、毛布がきちんと畳んで置いてあった。
とりあえずスマホを手に取ると、シゲくんから返信が来ていた。時間は朝６時。
『美味そうだな〜そろそろ家でメシ食いてえよ』
「まだ仕事なんだ・・・」
ダラダラ寝ていてごめんなさい。
とりあえずスマホに向かって頭を下げておいた。
さて、問題は勇太だ。昨夜の痛々しい表情が脳裏をかすめる。ためらいながらも、電話を呼び出した。
『もしもし？』
「あ、出た」
『なんだよ、掛けてきて。出ちゃダメだった？』
「ううん、出ると思わなくて。今、家？」
『いや、ジムに来たとこ』
嘘でしょ。天気のいい土曜日の午前中を無駄にしているのはわたしだけか。
『今から走るんだけど。何か用だった？』
「あっ、ごめん。あのさ、お昼一緒に食べる？」
『あー、ランチ頼んじゃったんだよな、悪いけど。あ、夜も無理だから』
「そ、そっか。うん、じゃあ、がんばって」
『はーい。じゃね』
耳から離す前にプツンと切れたスマホの画面を、思わず眺める。
え？いつもの勇太？？じゃないよね？ちょっと変だよね？？
なんなの！もう、何が起きてるの！！
頭を抱えても何も思い浮かばない。
結局、ひとりで悶々としながら、無為な休日はあっけなく過ぎていった。
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レジーナ(プロフ) - どさんこさん» ありがとうございます(^ ^)少しでもお暇潰しになれば幸いです☆ (2020年5月15日 17時) (
レス) id: f10a3ced08 (このIDを非表示/違反報告)
どさんこ(プロフ) - うわあ〜！！！！！！待ってました！ありがとうございます(^^) 私も最近は海人と神宮寺の爆イケ具合が上がってきてます！！これから楽しみに読ませて頂きますね(^^)またきます！頑張ってください。 (2020年5月15日 17時) (レス) id: 2b49440ff5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レジーナ | 作成日時：2020年5月15日 13時
