見守る ページ49
*
新年が明けて何日か経ったころ。
ミンギュくんとミョンホと3人で食事に来た。
T8「ジョンハニヒョンかぁ…」
電話がかかってきてミンギュくんが席を外すと、ミョンホがそう呟いて大きく息を吐いた。
さっきミンギュくんが少し興奮気味にハニと遭遇した話をした。
あの人なんなのって。 " 幼なじみくん " と言われたのをまだ根に持ってるみたい。
T8「ヒョンがヌナの事気に入ってるのはわかってはいたけど…ヌナ、どーすんの」
『どーすんのって。別に』
ユジョンからも似たようなことを言われてるから全く意識しないわけではないけど。
私にとってはミョンホの次に仲のいい男友達。
T8「ミンギュも何考えてんだか」
そう。一番わからないのはミンギュくん。
手を繋いだり、変なヤキモチ焼いたりするくせにそれ以上の進展は…ない。
『だけど、この関係が崩れるくらいなら…今はまだこのままでいいよ、私』
T8「ヌナがそういうなら俺は見守ることしかできないけどさ」
だってミンギュくんのことを好きだと自覚してからまだ数カ月。
ミンギュくんの行動に付随するその気持ちを知りたいような知りたくないような。
MG「何を見守んの？」
電話が終わったミンギュくんが戻ってきて背後からそんな事を言うから、ナイショだよって言ったら拗ねるからミョンホと顔を見合わせて笑った。
ミンギュくんのことは好きだけど、今はまだ…答えを急いじゃいけないと思うの。
『もう次に会う時は私、大学生じゃないんだなあ』
別の日の夜、ミンギュくんがコンビニ行かない？っていうから出てきた。
大学生の冬休みは長いけど。バイトも休んでるしってミンギュくんは明日あっちに帰る。
次に帰ってくるころはもう暖かくなってるかなっていうから、ついそんな事を呟いた。
MG「やっと同じ大学生になったと思ったのに。Aちゃんはいつも俺を置いて先に行っちゃうんだよなあ」
『しかたないよ、そればっかりは』
MG「追い越したのは背だけ」
そんな事を言って私の頭をポンポンってする。
『もー。またそうやってバカにする』
ケラケラ笑いながらまた可愛い可愛いって頭をなでるからやめてよねって手をシッシッって払った。
こんな関係が今は心地いけど、明日になったらまた私の横からミンギュくんはいなくなる。
夏に明日帰るって言われた時よりもずっとずっと寂しくなってるよ、私。
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しぇるび(プロフ) - mkinspritさん» 当初、ライバルを誰にするかで迷ったんですけどね、やっぱりここはジョンハンくんかな、と。 ミンギュくんのこないだのミューバンとかナムジャ全開だったのでそれを目指して書きたいと思います笑 (2019年7月3日 15時) (
レス) id: 542ec3e072 (このIDを非表示/違反報告)
mkinsprit(プロフ) - うーん、ライバルがハニヒョンって！ミンギュ前途多難ですな(ﾟ∀ﾟ)最近、ナムジャ感増してるミンギュのめちゃ可愛いカッコ良いところ、期待して待ってまーす^ - ^ (2019年7月2日 21時) (レス) id: 0bd1ab3dc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しぇるび | 作成日時：2019年5月10日 17時
