再会 ページ38
*
クリスマス当日。
公演があるクラブの最寄り駅で待合せ。
もうすでにジョンハンくんは来ていてどうしたって目立つ。
『おまたせー』
JH「おう。今日も寒いな。雪降るかもって」
『えーやだなあ』
JH「そこは、えーホワイトクリスマス〜ロマンチック〜とか言えよ」
ユジョンにあんなこと言われてここまで来る途中変に緊張してたけど、やっぱりいつものジョンハンくん。
ユジョンの勘違いなんじゃないの。
会場のクラブにつくとそれ用に装飾された看板も出ていて、意外と大きなイベントのようで驚く。
そうだよね、昼間とはいえクラブ貸切だもんね。
受付で名前を告げるとＶＩＰラウンジに入れるっていうスタンプを手に押された。
人がたくさん来るって言ってたからゆっくりできるようにミョンホが気を回してくれたみたい。
ジョンハンくんが持つべきものはいい後輩だなぁなんて言いながら、すでに人で一杯になりつつあるフロアを抜けて一つ上の階にあるラウンジスペースに一緒に行った。
ラウンジスペースは吹き抜けになっていて下のフロアが見渡せてステージもよく見える。
ここだったらもみくちゃにならないでゆっくり見られる。
「Aさん」
ラウンジ専用のカウンターでドリンクを注文していたら後ろから私を呼ぶ声。
『あ！ジフンくん！えー久しぶり！！てか、何でいるの？』
WZ「お久しぶりです。このイベント…スニョアのチームも出るんですよ。ミョンホがAさん驚かせようって…黙ってました」
すみませんって頭を下げるジフンくん。
『そうだったんだ。でも久しぶりに会えて嬉しい！スニョンくんのダンスも見れるんだね』
そこに頼んでたドリンクを持ってジョンハンくんがきた。
JH「友達？」
『あ、うん。イ・ジフンくん。大学2年生なんだけど、今日出るダンスチームの音楽担当してるんだよ。私も出るの知らなかったんだけど』
JH「へえ、すごいね。どうも、ユン・ジョンハンです」
WZ「初めまして。あ、えっと…」
JH「あー。Aとは友達だよ。今はね」
えっとなって私とジフンくん2人そろってジョンハンくんを見る。
JH「なんだよ。何があるかわかんねーだろ。男と女なんだから」
何でもないふうに言うジョンハンくんに必要以上に驚いてしまった。
ユジョンのせいだよ、もう。
それにしても久しぶりの再会で嬉しい反面、ジフンくんを見たらミンギュくんを思い出しちゃって少しだけ寂しくなった。
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しぇるび(プロフ) - mkinspritさん» 当初、ライバルを誰にするかで迷ったんですけどね、やっぱりここはジョンハンくんかな、と。 ミンギュくんのこないだのミューバンとかナムジャ全開だったのでそれを目指して書きたいと思います笑 (2019年7月3日 15時) (
レス) id: 542ec3e072 (このIDを非表示/違反報告)
mkinsprit(プロフ) - うーん、ライバルがハニヒョンって！ミンギュ前途多難ですな(ﾟ∀ﾟ)最近、ナムジャ感増してるミンギュのめちゃ可愛いカッコ良いところ、期待して待ってまーす^ - ^ (2019年7月2日 21時) (レス) id: 0bd1ab3dc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しぇるび | 作成日時：2019年5月10日 17時
