はるかに高い壁 ページ29
*
ニコニコした顔で違います？って聞いてくれるソクミンくん。
ミンギュくんに対してドキドキしたりフワフワしたりするこの気持ち。
これが普通の友達関係だったら "好き" なのかもしれない。
でもわからないの。
小さなころから知っているお隣に住む３つ下の男の子が急に大人っぽくなって私の前に現れて。
10年近く挨拶程度の仲だったのに、また昔と変わらず接してくる彼に対して戸惑う気持ちを好きと錯覚してるのかもしれないし。
時折見せる思わせぶりな態度だってどういうつもりなのか。
DK「ごめんなさい。なんか…困らせちゃいましたね。難しい顔してる」
『あ、違うの。自分でもよくわかんなくて』
夏前までは単に【お隣のミンギュくん】であって恋愛対象者からなんて全く外れていたのも事実。
DK「そっか。Aさん、ふと気づくと優しい目でミンギュのこと見てるからてっきりそうなのかなって」
変なこと聞いちゃってすみませんってまた謝られる。
『うーん、なんなんだろうね。それなりに恋愛もしてきてるんだけどなあ…全然わかんないや、あはは』
なんだか笑うしかなくって。
DK「ミンギュもモテるくせに全然女の人になびかなくて。まあそれなりに遊んでるとは思うんですけど…あ、これ言って良かったのかな」
とソクミンくんが口をつぐむ。
『大丈夫。朝から見ててそれは思ったから』
DK「でも！いつもAさんの話ばっかりしてて。それ聞いてると大事に思ってるんだなあって羨ましかったんです。そういう存在がいるっていうのが」
綺麗なお姉さんをギャラリーに楽しそうにダーツをしているミンギュくんを見ながら大きく息を吐く。
幼なじみっていう壁ってよくある話よりはるかに高い気がするよ。
『こうなると意外とめんどくさいかもね。幼なじみって』
そう言ってソクミンくんを見ると、そうかもしれないですねって困ったように笑った。
T8「ヌナお待たせ。ミンギュは？」
そこにちょうど別行動の3人が到着してあそこだよって指で教える。
WZ「ミンギュのやつ、大事なお客さん放って何してんだよ」
まったくあいつは仕方ないなって笑うジフンくん。
スニョンくんが大きな声でミンギュくんを呼ぶとちょっと待ってーって。
HS「もう、とりあえずミンギュ抜いて乾杯しよ！Aさんもミョンホもまた来てね！」
乾杯！ってグラスを合わせると、ヒョン達ひどい！って慌ててミンギュくんが戻ってきて隣に座った。
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しぇるび(プロフ) - mkinspritさん» 当初、ライバルを誰にするかで迷ったんですけどね、やっぱりここはジョンハンくんかな、と。 ミンギュくんのこないだのミューバンとかナムジャ全開だったのでそれを目指して書きたいと思います笑 (2019年7月3日 15時) (
レス) id: 542ec3e072 (このIDを非表示/違反報告)
mkinsprit(プロフ) - うーん、ライバルがハニヒョンって！ミンギュ前途多難ですな(ﾟ∀ﾟ)最近、ナムジャ感増してるミンギュのめちゃ可愛いカッコ良いところ、期待して待ってまーす^ - ^ (2019年7月2日 21時) (レス) id: 0bd1ab3dc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しぇるび | 作成日時：2019年5月10日 17時
