掌の上 ページ25
*
♪♪〜〜〜
スマホから流れる着信音で目が覚める。
目覚まし…じゃなくて電話だ、この音。
画面には " キムミンギュ " の文字。
え、ミンギュくん？まだ待ち合わせ時間には早いよね？
『もしもし…』
MG「おはよ。寝てた？」
『寝てたよー。まだ待ち合わせ時間まで全然あるじゃん』
ランチから始めようってことで待合せは11時なのに今はまだ6時半。
あと2時間は寝ようと思ってたのに。
MG「朝ごはん一緒に食べようよ。美味しいヘジャングクのお店あるんだ」
『ヘジャングクかぁ…んー、いいけど。今起きたからこれから準備だよ？』
そう言うと、1時間後に部屋に迎えに行くから準備してって半ば強引に決められた。
まだ寝ていたかったけど仕方ない。せっかく旅行に来てるんだし。
うーんと伸びをして起きあがって準備を始めた。
準備を始めたら1時間なんてあっという間でメイクを終えてやっと着替えたところで部屋のチャイムがなった。
MG「おはよ」
『何もこんな時間ピッタリ1時間後に来なくても』
MG「だって、早く逢いたくて」
今日も朝からミンギュくんは思わせぶりな言葉を言うからグラつかないように気をつけなきゃ。
『早くヘジャングクが食べたくて、でしょ。あと10分待って』
MG「Aちゃんと今日も出かけるって思ったら早く起きちゃったんだよねー」
『もう何それ、子どもみたい。昔もそうだったよね、うちにお泊り来て翌朝すごい早起きしてさ。早く起きてってバシバシ叩かれた記憶…』
MG「あの頃は俺の世界は全部Aちゃんだったからさ」
子どもの頃の話とはいえ、そんな風に言われるとなんだか照れてしまう。
MG「Aちゃんといると昔に戻っちゃうのかもね、俺」
『じゃ、私ミンギュくんと一緒にいたらずっと早起きになるから嫌だな』
MG「わ。俺拒否された」
『や、えっと、そういうわけじゃないけど…たまにはゆっくり寝たいというか』
何で私しどろもどろになってるの。
MG「じゃあ…ヘジャングクやめて添い寝してあげよっか」
私の背後に立って耳元でそんな事を言うから出かける準備してた手が思わず止まる。
『え、は？添い寝？何言ってんのよ』
振り向いて平気そうに言ってみたけど。
MG「ごめん、冗談だよー。ははは、うろたえてる顔やっぱ可愛いね」
完全顔に出てたみたい。
『もう！準備できた！行くよ！！』
ミンギュくんの掌の上で転がされてるよね、これ。
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しぇるび(プロフ) - mkinspritさん» 当初、ライバルを誰にするかで迷ったんですけどね、やっぱりここはジョンハンくんかな、と。 ミンギュくんのこないだのミューバンとかナムジャ全開だったのでそれを目指して書きたいと思います笑 (2019年7月3日 15時) (
レス) id: 542ec3e072 (このIDを非表示/違反報告)
mkinsprit(プロフ) - うーん、ライバルがハニヒョンって！ミンギュ前途多難ですな(ﾟ∀ﾟ)最近、ナムジャ感増してるミンギュのめちゃ可愛いカッコ良いところ、期待して待ってまーす^ - ^ (2019年7月2日 21時) (レス) id: 0bd1ab3dc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しぇるび | 作成日時：2019年5月10日 17時
