お隣の彼

何もない ページ24

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DK「Aさん達明後日までいるんですよね？明日は何するんですか？」


『その辺はミンギュくんに任せてるけど…どうするの？』


んーってミンギュくんが考えてると


T8「あ、俺明日ヒョン達と行動していい？」


ミョンホがスニョンくんとジフンくんとどこか行くっていう。


HS「俺んとこのチームの練習見学したいって。ちょうど明日練習なんだよ」


話が盛り上がってると思ったらそんな話にまでなってたらしい。


スニョンくんのダンスチームは地元ではとても有名みたいで、同じくダンスをやってるミョンホに言わせると、地元どころじゃなくて全国的に有名だって。


そしてジフンくんはスニョンくんのダンスチームの曲作りとかしてるらしく…二人ともただの大学生じゃないらしい、すごい。


MG「了解。じゃ明日はAちゃんと俺でデートだ」


DK「はいはーい！俺も一緒に行く」


ソクミンくんがまっすぐ手を挙げて主張する。


MG「なんだよー、デートだって言ってんのに」


『うん。ソクミンくんも一緒にいこ。3人でデートしよ』


もうーってホッペ膨らませてるミンギュくんを無視して楽しみだねーってソクミンくんと笑う。


良かった、2人きりだときっと私の心が持ちそうにない。





今日のところはお開きになって、それぞれ明日の約束をして別れた。


MG「Aちゃんも俺んち泊まれば良かったのに」


今は私が宿泊するホテルへミンギュくんとミョンホが送ってくれている。


『いくら幼なじみでもさすがにそれは』


MG「昔は一緒にお泊りしたじゃん」


T8「バカ。子供と大人じゃ全然違うだろ。ヌナは女性だし」


MG「別に俺たち何にもないのに。ねー？」


『ねー？じゃないの。何もなくても！ミョンホの言う通り一応私女子だから。着替えとかだって困るでしょ』


" 何もない "


サラッとそんな事を言われて少なからずショックだった。


でも確かに私たちの間には何もない。


さっき急にこっそり手を握ってきたのもミンギュくんからしたら何でもないことで。


きっと親友と幼なじみが来て少し懐かしくなって甘えたくなっただけ。


そう思ったら、ミンギュくんの行動や言動にいちいち反応してしまう自分が少し情けない。


今まで何人か付き合った人もいて、それも言ってみればミンギュくんとは全然違うタイプなのに。


" 幼なじみ " というフィルターが何か私をおかしくさせてるのかな。



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