帰宅 ページ13
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MG「さてと、そろそろ帰りますかー」
着替えてからしばらく車の近くに座って海を見て過ごした。
ミンギュくんの大学やバイトの話とか他愛もない会話。
来た時オレンジ色に輝いてた海も日が暮れて薄暗くなった。
『あ、そういえばママに連絡してないや』
MG「あ、俺さっき母さんに連絡しといたから伝わってるんじゃないかな」
そう言われてスマホをみるとママから連絡が来てた。
『あ、パパもおじさんも飲み会で遅くなるからおばさんうちに来てるみたい。一緒にご飯食べましょうって』
MG「やった!おばさんの料理久しぶり」
そうとなったら早いとこ帰ろうってウキウキしてる姿は子どもみたい。
帰りの車の中。
MG「俺、明後日帰るんだ」
そう言われてハッとした。
今はお隣のミンギュくんじゃないんだった。
久しぶりに昔みたいに話して、偶然だけどこうしてドライブして。
また近づいたつもりでいたけどそうじゃなかった。
『そっか。気を付けて帰ってね』
MG「なんだよ。寂しいとかないの?」
『だって、またお正月に戻ってくるんでしょう?』
MG「まあ、たぶんそうだけど」
ホントは…ちょっと寂しいなって思った。
こないだのバーベキューだって、今日のドライブだって楽しかったから。
MG「俺、久しぶりにAちゃんとこうして話せて楽しかったよ」
『うん、それは私も』
MG「たまには連絡してよ。せっかく連絡先交換したんだし」
『うん』
MG「あんまり連絡ないと友達からまた幼なじみってウソだろって言われるし」
『あはは、どんだけ信用されてないのよ』
MG「あ、そうだ。こっち遊びおいでよ。卒業までそんなに大学忙しくないでしょ?」
『一応卒論とかありますけど?』
MG「卒業旅行で友達連れてきてもいいしさ。ね」
ミンギュくんの住むところまでは飛行機で1時間ちょっと。
すごく遠いわけじゃないけど行ったことはなかった。
『そうだね。行ったことないし旅行がてら行こうかな。私が幼なじみだって証明もできるしね』
MG「あーもう。それでおいでって言ったわけじゃないってば。いい所だからさホントに」
約束だよ、絶対だよって念を押されてるうちに家に到着した。
ただいまって家に入ったら、ぶかぶかのTシャツを着た私を見てママとおばさんにも笑われて。
ミンギュくんは久しぶりのママのご飯を美味しいって何度もお替りしてうちのママを喜ばせた。
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しぇるび(プロフ) - mkinspritさん» 当初、ライバルを誰にするかで迷ったんですけどね、やっぱりここはジョンハンくんかな、と。 ミンギュくんのこないだのミューバンとかナムジャ全開だったのでそれを目指して書きたいと思います笑 (2019年7月3日 15時) (レス) id: 542ec3e072 (このIDを非表示/違反報告)
mkinsprit(プロフ) - うーん、ライバルがハニヒョンって!ミンギュ前途多難ですな(゚∀゚)最近、ナムジャ感増してるミンギュのめちゃ可愛いカッコ良いところ、期待して待ってまーす^ - ^ (2019年7月2日 21時) (レス) id: 0bd1ab3dc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しぇるび | 作成日時:2019年5月10日 17時