情報源は ページ2
*
大学は実家から通える女子大に入った。
ミンギュくんは私と同じ高校に入学したってママが言ってた。
大学ではそれなりにキャンパスライフというものを楽しんで、もちろん恋愛もして。
ミンギュくんとはやっぱり挨拶するぐらいの間柄。
近所で彼女っぽい小さくてかわいい女の子を連れてるのも見たことがあって、
ミンギュくんもそんな歳かあなんてしみじみ思ったこともあった。
そして大学の3年生も終わる頃。
ミンギュくんが地方の、とはいえ大都市の有名大学に進学するってママから聞いた。
ここ数年のミンギュくんの情報源はほとんどがママ。
『ミンギュくんてそんなに頭良かったんだ?すごいけど…おばさん寂しがるだろうね』
そんな話をしたものの、特にお別れを言いに行くわけでもなく知らない間にミンギュくんは遠くに行ってしまった。
ミンギュくんが遠くの大学に入学して、私は大学4年生になって就職活動が忙しくなった。
就活でバイトを少しお休みさせてもらってるし、授業の単位もほとんどとってしまったから大学にそんなに行くこともなくて比較的家にいることが多くなった。
家には、お隣のママが前にも増してよく来るようになった。
きっとミンギュくんがいなくなって寂しいんだろうな。
MG母「Aちゃん聞いて?ミンギュがね…」
私のミンギュくんの情報源がママとお隣のママになった。
ずっと逢ってないのにミンギュくんがどこでどんな生活してるのか知ってるのって変な感じ。
就活スーツを着ているのが段々鬱陶しくなってきた季節。
その日も就活で会社訪問をして帰宅するとお隣のママが来ていた。
MG母「Aちゃんおかえりなさい。暑い中大変ねえ。夏休みはゆっくりできそうなの?」
『はい、もう会社も絞られてきたんで少しは…』
MG母「ね、久しぶりにうちの庭でバーベキューでもしましょうよ!ミンギュも帰ってくるし」
『あ、そうなんですか?じゃあおばさんも楽しみですね!私ミンギュくんにあうのいつぶりだろう』
母「ミンギュくん、すっごいイケメンになったんだから」
MG母「身体ばっかり大きくて中身は子どもで困っちゃうのよ」
へえ…久しぶりだなあ、ミンギュくん。
*
742人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しぇるび(プロフ) - mkinspritさん» 当初、ライバルを誰にするかで迷ったんですけどね、やっぱりここはジョンハンくんかな、と。 ミンギュくんのこないだのミューバンとかナムジャ全開だったのでそれを目指して書きたいと思います笑 (2019年7月3日 15時) (レス) id: 542ec3e072 (このIDを非表示/違反報告)
mkinsprit(プロフ) - うーん、ライバルがハニヒョンって!ミンギュ前途多難ですな(゚∀゚)最近、ナムジャ感増してるミンギュのめちゃ可愛いカッコ良いところ、期待して待ってまーす^ - ^ (2019年7月2日 21時) (レス) id: 0bd1ab3dc1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:しぇるび | 作成日時:2019年5月10日 17時