episode 29 ページ30
男主 side
この場の全員が負けたと思った。
八百万と爆豪の首はヴィランが掴んでいて、個性を発動させれば丸焦げになってまう。
連れ去られてしまう。
そう緑谷達は思った。
「.....予想が当たっちまったなァ。無華衣クンよォ。」
木の影から身を出して、震える足で一歩踏み出す。
気がついていなかった緑谷達は唖然とした。
『....八百万さんを離してほしいんですケド。』
「おいおい、バクゴーくんはいいのかよ。」
爆豪と目があう。
喋らなくとも目線でわかる。俺なんかに助けて欲しくないんだ。
爆豪はバカみたいにプライドが高いから、自分でどうにか出来るとか思ってるんだろう。
「お望み通り解放してやるよ」
八百万の首から手を離して、背中を押す。
俺は八百万に駆け寄った。
爆豪なんかどうでもいい。あんな奴、連合にでも懐柔されればいい。
ムクムクムク、、
不気味な音が夜の森に響く。
八百万の手を掴んで緑谷達の方へ向かう瞬間、大きな影が俺と八百万の前に映った。
すぐ後ろにナニかがいる。
俺は八百万の背中を勢いよく押した。
後ろを振り向いて、ポケットに忍ばせていたナイフを手に取り戦闘体制に入る。
『っ、脳無！』
林間合宿の間、無華衣につきまとっていたうさぎは、脳無だったのだ。
そんな筋肉ダルマに俺の力が敵うはずが無く、俺は木に激突してしまった。
腹部に当たってしまったのか少量の胃液が出てしまう。
反撃をしようと顔を上げたが、自分の体は凍ってしまったかのように固まってしまった。
「もうやめような。俺の言う事、聞けるよな？」
仮面をつけた男。
声からして分かってしまった。
『ぉ、お兄、ちゃん...』
無華衣の意識はそこで途絶えてしまった。
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雪月花 - 面白いです！！面白すぎて一気読みをしてしまいました。更新頑張ってください！応援してます！！！ (2021年12月25日 12時) (
レス) @page25 id: dcac8e28b5 (このIDを非表示/違反報告)
廃部させ隊 - 面白すぎy((これからも頑張ってくださいｯｯ好きｯｯ (2021年12月16日 19時) (レス) @page24 id: 4296e190f8 (このIDを非表示/違反報告)
み。(プロフ) - のむさん» ありがとうございます🥲🥲嬉しいです‼️ (2021年12月9日 18時) (レス) id: fd44de550f (このIDを非表示/違反報告)
のむ(プロフ) - 一気に最新話まで読み切ってしまいました！楽しみにしてます！(*´ω｀*) (2021年12月7日 21時) (レス) id: 08e3594b41 (このIDを非表示/違反報告)
み。(プロフ) - ライさん» 教えてくださってありがとうございます😭直しておきます (2021年11月26日 17時) (レス) id: fd44de550f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：み。 | 作成日時：2021年11月13日 21時
