episode 27 ページ28
男主 side
『はぁっ、はぁ、はぁ！』
なんとかみんなと合流しようと、インターンで鍛えた身体を動かしてみるが、みんな相当先へ行ってしまったのか姿が見えない。
『速すぎる、んだけどっ...』
クラスメイトが体育祭や日々の学習の間に鍛えていた時間、無華衣も同じように鍛えていたはずが、スタートが遅すぎる為、やはり若干の差がついてしまっていたのだ。
へとへとになりながら走るペースが落ちてきた頃、視界の端に何か白いものが目に入る。
走るのをやめて、息を潜める。
『.....(なんか居んのか。)』
ガサガサ、
音のした方に身体を向けて、ゆっくりと音を立てずに近づく。
『....(うっわ、なんかこわ。いきなり来たりすんなよ、..)』
姿勢を低くして、戦闘体制をとる。
何かが勢いよく飛びついてきて、無華衣は反撃しようと腕を上げたが____
『えっっ、...うさぎ、？』
出てきたのは白くて、丸く、大人のサイズよりももう一回り小さいうさぎだった。
気が抜けてしまってその場に座り込んで、頭を撫でる。
うさぎは無華衣の手に擦り付いてなかなか離れない。
『....早くいかねぇと。』
無理に離そうとしてもなかなか手に離れないものだから、無華衣はそのままうさぎを抱えて、少しペースを緩くし走り出した。
「....引っかかったね。」
____________________
着いた時にはもう夜になってしまっていて、みんな食事をしているところだった。
なかなかに遅すぎた俺は軽くマンダレイ達に叱られてしまって、用意されたご飯を食べていた。
そんな時でも懐いてしまったうさぎは俺の近くに来て、自身の頭を俺の腕に擦り付けていた。
「すごく懐いていますわね！」
八百万も少し気になるのか手を差し伸べてはいるが、興味がないのか振り向きもしない。
『....すごい懐くじゃん。』
「きっと無華衣さんに惹きつけられる何かがあるのですわ！」
なんだかそんな事言われると照れくさくなってさっさと食器を持って、風呂場へ向かった。
まぁ、そんな所にもうさぎがついてきてしまって緑谷達に笑われてしまったケド、、
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雪月花 - 面白いです！！面白すぎて一気読みをしてしまいました。更新頑張ってください！応援してます！！！ (2021年12月25日 12時) (
レス) @page25 id: dcac8e28b5 (このIDを非表示/違反報告)
廃部させ隊 - 面白すぎy((これからも頑張ってくださいｯｯ好きｯｯ (2021年12月16日 19時) (レス) @page24 id: 4296e190f8 (このIDを非表示/違反報告)
み。(プロフ) - のむさん» ありがとうございます🥲🥲嬉しいです‼️ (2021年12月9日 18時) (レス) id: fd44de550f (このIDを非表示/違反報告)
のむ(プロフ) - 一気に最新話まで読み切ってしまいました！楽しみにしてます！(*´ω｀*) (2021年12月7日 21時) (レス) id: 08e3594b41 (このIDを非表示/違反報告)
み。(プロフ) - ライさん» 教えてくださってありがとうございます😭直しておきます (2021年11月26日 17時) (レス) id: fd44de550f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：み。 | 作成日時：2021年11月13日 21時
