episode 16 ページ17
出久 side
あの事件から数日、少し日にちを空け、体育祭が始まった。
僕も最初聞いた時はもちろん驚いたし、手につけてる手袋も気になってたから知れて少しスッキリしていた。
その事はオールマイトから口酸っぱく、あの少年とはあまり関わらない方がいいと言われたが、僕はそんな事気にしなかった。
同じクラスの人だし、きっと根はすごくいい人なのかも知れない。
僕は轟くんとの試合を終え、手術が終わった後に自販機へ向かった。
『..あ、もじゃもじゃ』
「ぅああああああああっっっ！？！？」
『そんなびっくりしなくても、...』
「ぃいい、いやあの、！ びっくりしたから！！」
自販機の裏から無華衣くんが顔を出していた。
遠くからしかみた事なかったけれど、凄く綺麗な顔をしていた。
どこかで見た事がある、..多分だけれど。
『...確か一対一のやつだったよね、今やってんの。』
「そうだよ！ 僕も轟くんと戦ってきたんだけど負けちゃった、」
『...凄いんじゃね、アイツ、強そうだし』
「そう、かなぁ。ありがとう。」
素直にそう言ってくれた事が嬉しかった。
なんだ、別に悪い人じゃ無い。
『...もしかして、緑谷、？ 小学校の頃に遊んでた記憶があって、..』
「っっ、ああ！！ Aくん！！」
思い出した。
Aくんだ。
Aくんは保育園と幼稚園に上がる度に一緒だったし、小学校はあんまり来なかったけれど、よく遊んでいた。
言っちゃ悪いけど、かっちゃんがAくんにやけに執着してたのも覚えてたからか。
「いやぁ、覚えてなかっただなんて申し訳ないよ、」
『全然、実質俺も今思い出しちゃったし、...ごめん』
申し訳なさそうに眉を下げていた。
Aくんはいつもそうで、よく謝っていた。
きっと謝っとけばいいとかじゃなくて、本当に申し訳ない気持ちなんだろうなぁと思っていた。
「Aくんは見なくていいの？」
『うん、気まずいし興味がないんだよね。』
「そうなんだ、、あっ、もう轟くんとかっちゃんの始まっちゃってるっ！！」
「ごめん！！ もう行くね！」
そう言うと、Aくんはん、と返事をして反対方向へ歩いていった。
僕も会場へ行こうと足を動かした。
心なしか、Aくんが傷ついたような顔をしていたような、
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雪月花 - 面白いです！！面白すぎて一気読みをしてしまいました。更新頑張ってください！応援してます！！！ (2021年12月25日 12時) (
レス) @page25 id: dcac8e28b5 (このIDを非表示/違反報告)
廃部させ隊 - 面白すぎy((これからも頑張ってくださいｯｯ好きｯｯ (2021年12月16日 19時) (レス) @page24 id: 4296e190f8 (このIDを非表示/違反報告)
み。(プロフ) - のむさん» ありがとうございます🥲🥲嬉しいです‼️ (2021年12月9日 18時) (レス) id: fd44de550f (このIDを非表示/違反報告)
のむ(プロフ) - 一気に最新話まで読み切ってしまいました！楽しみにしてます！(*´ω｀*) (2021年12月7日 21時) (レス) id: 08e3594b41 (このIDを非表示/違反報告)
み。(プロフ) - ライさん» 教えてくださってありがとうございます😭直しておきます (2021年11月26日 17時) (レス) id: fd44de550f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：み。 | 作成日時：2021年11月13日 21時
