episode 11 ページ12
男主 side
結果、ヴィランは逃走。
筋肉ダルマは倒せたらしい。
モジャモジャ頭と担任以外は重症を負ってはいないらしい。
みんなが安心する中、目の前に黒い車が止まった。
「A！！」
母だった。
「怪我はない！？ 心配したのよ！？」
ひどく肩を揺さぶって聞いてくる。
その必死ぶりに、みんなも変に見ていた。
『....別に。特には。』
「あなたは大切なのよ、？ みんなに迷惑をかけないでちょうだい、？」
隣のスーツ姿の男性が、どこかに電話している。
きっと、俺の安否を上に報告しているんだろう。
気持ち悪い。
俺の事は見てないくせに。
個性しか見てないくせに。
今すぐにでも振り払いたかったが、どうやら俺は先に帰るらしい。
あんな事があったし、安静にしましょうねみたいな。
「ほら、乗って？」
『ん、』
チッ
舌打ちが聞こえた。
アイツだ。
きっと、睨まれてる。
母は誰がやったのか外へ出て行こうとするが、止めた。
そのまま車は走っていった。
＿＿＿＿＿
「A〜」
『っ、！？ ホークス！？』
「うん、俺。」
なんで此処にいるんだ。
俺は本を読むのをやめて、ホークスに駆け寄った。
「Aが危険にさらされてるって聞いて飛んできちゃった、笑。けど終わっちゃったみたいだね。」
『うん、オールマイトが倒してくれて...』
「それはよかった。オールマイトなら安心だね。」
『....俺はホークスでも安心するよ。』
ホークスは微笑みながら俺の頭を撫でた。
撫でられるのは好きだ。
お母さんにやってもらったりするのじゃなくて、ホークスに頭を撫でられるのが。
凄く嬉しくなって、もっと頑張ろうって思える。
「あ、俺呼ばれてるみたい。ごめん、もう行くね。」
『ん、わかった。』
「なんかあったらスマホに連絡先あるし、連絡してね。」
『うん。』
ホークスは行ってしまった。
会える時間は少ない。
彼もプロヒーローだし、よく九州にいた。
スマホを開き、彼の連絡先を見る。
ちゃんと、入ってる。
嬉しくなって、少しニヤけてしまった。
next ➩
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 786人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雪月花 - 面白いです！！面白すぎて一気読みをしてしまいました。更新頑張ってください！応援してます！！！ (2021年12月25日 12時) (
レス) @page25 id: dcac8e28b5 (このIDを非表示/違反報告)
廃部させ隊 - 面白すぎy((これからも頑張ってくださいｯｯ好きｯｯ (2021年12月16日 19時) (レス) @page24 id: 4296e190f8 (このIDを非表示/違反報告)
み。(プロフ) - のむさん» ありがとうございます🥲🥲嬉しいです‼️ (2021年12月9日 18時) (レス) id: fd44de550f (このIDを非表示/違反報告)
のむ(プロフ) - 一気に最新話まで読み切ってしまいました！楽しみにしてます！(*´ω｀*) (2021年12月7日 21時) (レス) id: 08e3594b41 (このIDを非表示/違反報告)
み。(プロフ) - ライさん» 教えてくださってありがとうございます😭直しておきます (2021年11月26日 17時) (レス) id: fd44de550f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：み。 | 作成日時：2021年11月13日 21時
