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17文字目 ページ17
結果的に紫耀には勝ったけど、未だ出かける連絡はない。
いつ行くの？って連絡してみたいけど、すごく楽しみにしてるみたいでなんか嫌で、
何も連絡がないまま数日が経った。
学校の授業が終わり、掃除当番で教室のゴミをまとめて1階のゴミ置き場へ向かう。
アルミ缶の袋と燃えるゴミの袋2つ持ってて地味に重い。
なんとか1階まで降ると、校舎の奥のゴミ置き場へと続く廊下を歩く。
｢A？｣
ふと後ろから名前がを呼ばれて振り返ると、紫耀が立っていた。
｢掃除当番？｣
｢あ、うん｣
｢俺手伝うよ｣
そう言って私が両手に持っていたゴミ袋を軽々と持つ。
｢でも紫耀何か用事とか、、、、｣
あー、と言って少し間が空いた後、私の方を見る。
｢A探してた｣
｢、、、、、、、え？｣
｢教室行ったんだけどいなくて鞄あったからどこかにいるのかなって思ってぶらぶらしてたんだけど｣
｢じゃあ携帯で連絡してくれればよかったのに｣
｢あ、そっか｣
携帯の存在忘れてた、とハハハと笑う紫耀。
｢それで何で私の事探してたの？｣
｢今日時間あるかなーって思って｣
｢今日は塾ないから何も用事ないけど、、、
なんで？｣
｢じゃあ出かけよ？｣
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作者名：琥珀 | 作成日時：2019年10月17日 23時
