にじいろがーる 2 (JW)

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風磨side









あ、Aじゃんって思ったら今にも泣き出しそうな顔してて。









そっと近づくとAの腰の辺りにおっさんの手。









止められずにはいられずに間に入った。









痴漢のおっさんは駅員さんに引き渡して、Aも話を聞かれてたけどすぐに終わった。









『風磨くん…。』









「ん？」









振り返るとさっきよりも目に涙が脹れて今にもこぼれ落ちそう。









とりあえず人目につくところから離れようとホームの一番端まできた。









「うぉっ…。





泣かないでよ(笑)」









『ふまくんっ…。』









ぎゅっとくっついてきてわんわん泣き出すA。









「ったくいつもの気の強いお嬢さんはどこいったんだか…。」









『だって…っ』









「はいはい、怖かったな？」









『ん…。』









普段はほんとに強い奴なのに、何かが切れるとすっごい泣いて。









感情豊かすぎて子供かってくらい。









下手したらうちの妹よりすごいわ。









『…もう大丈夫、』









「送ってく。」









『え、買い物…。』









「こんなんあったのにかよ(笑)



車で送るから。今日はちゃんと休め。」









『…ありがと。』









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