喧嘩はいけません ページ19
照史side
始まりは、ほんとに些細なことだった。
未羽が俺のおにぎり食べちゃっただけ。
せやのに、仕事がちょっとうまくいかなくってイライラしてた俺は、大人気なく未羽を叱ってしまった。
ー回想ー
橙「未羽、俺のおにぎり食べたやろ？」
『…。』
橙「…食べたかって聞いてんねん。」
ﾄﾞﾝｯとテーブルに手をつくと、分かりやすくﾋﾞｸｯとする未羽。
『…めんしゃい。』
橙「もっとはよ謝れや。
だいたいお前一人や何もできひんやろ！？」
『未羽も…できるもん。』
いつもとはうって変わってキッと睨んでくる未羽。
橙「へぇ？じゃあ食べちゃったおにぎり買ってこれるんや。？」
『…できるもんｯ。
未羽、あっくんがいなくても、できるもんｯ！！』
いつもやったら泣いてるはずなのにキッと目に涙溜めて泣くのを必死に我慢する未羽。
何故かそれみたら余計イラッときて。
橙「ｯ(笑)
とうとう泣くことすらできなくなったん？」
『…できるもん……。』
明らかに険悪すぎる空気を破ったのは崇くん。
紫「…未羽が食べちゃったのも悪いけど、照史も言い過ぎや。
二歳の子相手にそれは可笑しいで。
頭冷やし。」
冷たい、しっかりとした目で見られ、それで謝れたらよかったんに。
橙「…どいつもこいつも未羽の味方やん。
やってられんわ。」
何か言おうとした崇くんを無視して部屋に戻った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 769人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美紀 - WEST大好きで緑と青とピンク色寄りのオールジャス民です最高です (2019年3月13日 17時) (
レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
たぴおけ(プロフ) - じゅんさん» ありがとうございますー！！！全力で青春します！(笑) (2019年3月12日 23時) (レス) id: 3d88a52c90 (このIDを非表示/違反報告)
じゅん(プロフ) - たぴおけさんのずーっと楽しみにしてますよぉ！あと卒業おめでとうございます！楽しい高校生活送って下さいね！ (2019年3月12日 22時) (レス) id: 7a43893a5b (このIDを非表示/違反報告)
たぴおけ(プロフ) - atu66mi67yu129さん» ありがとうございます！ (2019年3月12日 22時) (レス) id: 3d88a52c90 (このIDを非表示/違反報告)
atu66mi67yu129(プロフ) - 楽しみにしてます (2019年3月12日 22時) (レス) id: 055b967b0d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：たぴおけ | 作成日時：2019年2月19日 19時
