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北山side

ちか「宏光?」

北山「ん、あ、ごめん、なに?」

ちか「ぼーっとしてるから」

北山「疲れてんのかなー」

ちか「もーサッカーやりすぎもダメだよ!学園祭もあるんだから!」

北山「わかってるって、あ、今年もリレーは負けないかんなー」

ちか「いや、私たちの軍団もなかなかのメンツ揃ってるからね?」

北山「こっちもな」

ちか「ま、お互いがんばろ」

北山「おう、じゃあまたな」

ちか「うん、送ってくれてありがとう」

北山「いいえ〜」


___________

翌日も、その翌日も、学園祭が始まるまで
Aちゃんは最後まで部活をみることはなく
途中で帰っていた



リレーの練習も雨が降ったりで結局できなくて



ついに明日が体育祭本番になってしまった


横尾「ミツー」

北山「ん?」

帰りの支度をしていると横尾さんが声をかけてきた

横尾「最近ちかちゃんとどう?」

北山「…なんで?」

横尾「学園祭だし、文化祭とか回ったりするのかとおもって」

北山「とくに何も決めてないけど」

横尾「なんか、、いや、なんでもないや」

北山「そう…」

横尾さんが言いたいことはきっと

俺とちかの今の関係で
付き合ってるって言えるのかってことだろう

北山「はやくかのんちゃんのとこ行ってあげなよ、待ってるんでしょ」

横尾「今日は1人で帰るよ、Aちゃんと帰るって」

北山「Aちゃんここ最近ずっと1人で帰ってるから寂しそうだったよ」

横尾「Aちゃんには申し訳ないことしちゃったなぁー」

北山「そう思うならたまには1人で帰んなさいよ笑」

横尾「だってぇー」

横尾さんがかのんちゃんにベタ惚れなのは
わかりきったことか

北山「はいはい、帰るぞ、明日は絶対勝つんだから」

横尾「あったりめぇよ!」

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作者名:きぴ | 作成日時:2019年11月18日 7時

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