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長かった夏休みも終わって
新学期が始まった
早いもので学園祭はもう2週間後に迫っていた
その間も部活は活発なうちの学校
わたしは欠かさず北山先輩を見に行ってるわけだけど
最近は最後まで見ない
サッカー部の人のところへも行かない
かのんは横尾先輩と一緒に帰るようになっちゃったし
なんか行きづらくなっちゃって
A「かえろ…」
藤ヶ谷「あ、Aちゃん」
A「藤ヶ谷先輩」
藤ヶ谷「下降りてかないの?」
A「え?」
藤ヶ谷「わたがいつも言ってるからさ、Aちゃんは部活入ってるわけじゃないけどサッカー部に溶け込んでるからもう一員みたいなもんって」
A「そんなこと言ってるんですか横尾先輩」
藤ヶ谷「かのんちゃんと北山から話聞いてるみたいだけど笑」
A「あーなるほど」
藤ヶ谷「まだ部活終わってないみたいだけど、帰るの?」
A「はい、かのん最近先輩と帰るから私いたら邪魔じゃないですか多分、いや絶対?笑」
藤ヶ谷「そういうことね」
A「藤ヶ谷先輩も帰るんですか?」
ていうか藤ヶ谷先輩って部活やってないのかな
スポーツできそうに見えるけど…
藤ヶ谷「あ、うん。ちょっとね〜」
________________________
北山side
部活中チラッと校舎を見ると
昇降口のベンチでAちゃんと藤ヶ谷が話してる姿が見えた
何話してんだろう
気になる
それになんか、もやっとする
部活見てはいるけど最近Aちゃんは
途中で帰っちゃう
かのんちゃんと喧嘩でもしたのかと思ったけど
帰りにかのんちゃんを見て理由がわかった
横尾さんと帰ってるからなんだ
俺もそろそろ帰ろうと荷物を肩にかけた時
ちかが珍しく校門のところにいた
北山「あれ、どしたの」
ちか「一緒に帰ろうとおもって」
久しぶりにちかとちゃんと喋ったかもしれない
お互いに時間が合わなくて
なかなか一緒に帰ったりできてない分
こういう時に話とかはしとかないとな〜
北山「生徒会今忙しいだろ」
ちか「まぁね、でも体育祭終われば落ち着くかな」
北山「でもちかは後期もやるんだろ?」
ちか「かな〜」
北山「次はいよいよ会長?」
ちか「そのつもり」
北山「また忙しくなるな」
ちか「宏光も部長だと大変じゃん」
北山「まーそこそこ?」
帰り道ずっと話してたけど
なんだろう
楽しくないわけじゃない
会話が続かないわけでもない
でも、なんか
話してて思いっきり笑ったり、してないかも…
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作者名:きぴ | 作成日時:2019年11月18日 7時