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1週間ほど経ち、3年生の引退がかかった大会が始まった


初戦と2回戦は、いつも通りの先輩たちのプレーで
勝利することができた


明日には3回戦と準決が行われる


「3回戦は絶対に勝つ、問題は準決な」

「勝てば県だ」

北山「はい!」

「明日に向けてもう今日はみんな身体を休めろよ」

「はい。解散!」

部長さんの言葉で解散となった

かのん「差し入れ頂いたので、ひとつずつもらってから帰ってくださいねー」

「お、まじー!」

「貰おうぜ〜」

「かのんちゃん明日も頼んだよー」

かのん「私はただ準備とかしてるだけですよー」

「マネージャーの存在ってでかいんだぞー?」

「Aちゃんもね」

A「えっ、わたしもですか!?」

「当たり前じゃん、マネージャーではないけど、毎日来てくれてたし、もうマネージャーみたいなもんでしょ」

全体的に見てはいるけど、北山先輩ばっかだし

「明日もくるっしょ?」

A「明日はちょっと…」

「まじ!?きてくんないの!?」

A「はい、ごめんなさい」


行きたいけど、、、、、




北山「なんだ、明日来ないんだ」

A「来て欲しかったですか?笑」

北山「別にー、いつも来るくらい暇人のくせに、明日は来ないんだと思っただけですー」

A「明日、頑張ってくださいね」

北山「お前に言われなくても頑張るわ」

A「へへへ、ですよね!じゃあお疲れ様でした」



______________________
北山side


俺に挨拶だけして帰って行ったAちゃん
あれ、かのんちゃんとかえらないんだ

北山「ねぇ、かのんちゃん一緒に帰らないの?」

かのん「私まだ片付けありますし、A急いでると思うので」

北山「ふーん、Aちゃんって永遠に暇人なんだと思ってたんだけど笑」

かのん「多分お父さんが今日、帰ってくるんだと思います」

仕事で遠くに行ってるとかそういうことなのかな

北山「明日は家族で過ごす的なね」

かのん「………だと思いますよ」

なんか、、、暗いな
聞いちゃだめなことだったかな

北山「そっか」

なんでだろ、気になる…


かのん「ずっと気になってたんですけど、ミツ先輩って」

北山「ん?」

かのん「なんでAの前だと名前呼ばないんですか?」

北山「なんとなく?だって呼んだら調子乗りそうじゃん笑」

かのん「あー、たしかに調子乗りますね絶対笑」

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作者名:きぴ | 作成日時:2019年11月18日 7時

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