今日:7 hit、昨日:3 hit、合計:2,129 hit
小|中|大
#10 見ぃつけた by沖田 ページ11
ザザー ザザー
雨の日。傘もなしに雨宿り。
まぁ、私には帰る家も帰りを待っていてくれる家族もいないが。
だから、雨宿りではない、一休みだ。
昨日襲った真選組の二人のやり取りを、思い出す。
あの二人仲がいいんだな…。
何だかうらやましく思えてきた。
血は満たされても、心はポカンと穴のあいたような、さびしさ。
無意識にいつの間にか涙が出てきた。
まだ、涙を流せるほどの感情があったのかと、自分でもおどろく。
雨はいいな。流した涙も気づかれない。
「あれれ、お嬢さんこんなところで何してるんでィ?」
急に声をかけられて、あわてて涙をふいた。
あれ、聞いた事があるような声…?
そう思った時にはもう遅かった。
・
・
・
沖田「見ぃつけた…。(ニタ」
そこには、真っ黒な笑みを浮かべた沖田が立っていた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
1人がお気に入り
1人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:凜神 | 作成日時:2017年3月19日 16時