君を呪う【短編集】

続き ページ21

遅かった…

隣でAは無残に折れてしまった弓と矢を呆然と眺めている


(呪力を込めすぎだ…

　やはり、誰にでも苦手なことはあるものだな

　なんでも完璧にこなし
　常に冷静沈着な人だと思っていた)


「………ゴメン…ちゃんと弁償する……」
「いえ、構いませんよ。それは安物なので」

(可愛いところもあるんだな…)

口には出さなかったが
シュンとするAを見て加茂はそう思う


「いや、ホントに申し訳ないから…」


(そういえば任務や稽古での姿しか知らないな)


加茂は刀を振るって次々に呪霊を切り捨てる姿や
容赦なく生徒を…東堂でさえぶん投げてボコボコにするAの姿を思い出す…

もっと違う姿も見てみたい


「じゃあ…今度、一緒に出掛けませんか……」
「あぁ！いいよ！何でも買ってあげる‼」

(そういう意味ではないんだが…まぁいいか)

「いつがいい？」
「そうですね…明後日、はどうでしょう」
「分かった。じゃあ、明後日ね」



ただの興味本位で、別段、特別な感情はない

ないはずだ…




しかし、Aと一緒に出掛けることを楽しみにしているのは確かだった______









　




「というか…
Aさん、本当に…
遠距離の武器の扱いまったくダメなんですね」
「……自分でもここまで酷いと思ってなかった」
「練習すればそのうちできるようになりますよ。いつでも付き合いますから、遠慮なく言ってください」
「ありがとう、今度は自分で弓矢買ってからにするよ」
　









　





　
　
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作者の雑談
(字数余ったので…見なくても大丈夫です)


流転と夢幻の番外編、本編の方に載せようか迷ったんですけど、マジで原作と関係ない事なのでこっちに載せました

増えてきたらそのうちまとめるかも

もしくは、今まで書いたお話消して番外編だけ載せるかも…


京都校とのお話、何話か書きたいなぁ
もちろん、本編もちゃんと書きます

箸休め的な…


これは本編にも関係する話ですが

主人公に恋愛感情持つの、誰にしようか非常に悩み中

五条悟と伏黒恵
は決まってるんだけど


あとなぁ、誰がいいかなぁ
七海もかなぁ


意見とかあれば聞きたいです



ここまで読んでくださった方
作者の雑談に付き合って頂き
誠に有り難うございました


のろまな亀更新となりますが今後とも
よろしく願いいたします


　

欲しいモノ　五条悟（狂愛）→←憲紀くん、憲紀くん（流転と夢幻　番外編）　しばらく休みだから京都校に滞在

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