きょもと俺。 ページ2
ー樹sideー
ガラガラガラガラ…………
京「！あ、樹。おはよ。」
真っ白な病室。にっこりと笑うきょも。
3〜4年前。
京『俺っ……駄目だってわかってた………でも、でもっ……樹が好きなんだよっ……！』
泣きながら、何度も謝りながら、きょもに告白されて。
樹『俺で………いいの？』
そう返したのが、ほんとつい最近みたいに感じる。
同性で、同じグループのきょもに本気で惚れて。
初めて体を重ねた日は、壊れるんじゃないかって不安で。
愛しくて。
愛しくて、しかたなかった。
………でも。
京「樹？」
ささやかな幸せは、すぐに崩れる。
樹「………きょも……」
そっと髪を触る。
忘失性白皙病。きょもがこの病にかかってから、きょもの側にいることが極端に増えた。
＿＿＿＿＿＿＿ 離れているのが、怖かった。
京「………俺、今日は何を忘れたんだろうなぁ…………」
そう言うきょもの顔は、やっぱり寂しそうで。
樹「何言ってんの、(笑)俺のこと覚えてりゃーいいよ。」
イスを持ってきて座り、スマホを触りながら答えると、きょもは黙りこんでしまう。
樹「？きょも、どした………！？きょも！？」
俺は自分でも滑稽なくらい、慌てた声できょもの名前を呼んだ。
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彗星 - 感動しました (2023年2月12日 23時) (
レス) @page19 id: 796e3854f4 (このIDを非表示/違反報告)
UTA - 最後まで読ませて頂きました。一人パソコンで読みながら号泣しました。素晴らしい作品をありがとうございます。次の更新楽しみにしてますね！ (2019年10月16日 15時) (レス) id: 770a19984d (このIDを非表示/違反報告)
さっくー - 読ませていただきました。きょもじゅり好きなので、もう素晴らしい作品だと思いました！１人で部屋で読んでて、声が出るほど号泣しちゃいました。大げさかもしれませんが、今までの人生の中で一番泣いたんじゃないかっていうくらいです。続きがみたいです。応援してます (2019年8月23日 2時) (レス) id: cb97dfcd58 (このIDを非表示/違反報告)
ひっしぇる(プロフ) - 続きがみたいです！つい泣いちゃいました…応援してます！ (2019年8月2日 10時) (レス) id: a69e2af4db (このIDを非表示/違反報告)
紡ぎ糸 - この話の光景を想像するだけで、涙が出てきちゃいました。本当に、完結じゃなくて良かったです。これからも頑張ってください (2019年5月31日 16時) (レス) id: f3cd696ec9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羽來 | 作成日時：2017年12月14日 6時
