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そしてハッピービーンズデー当日。
｢よく集まったモヤシ共。今日は待ちに待った『ハッピービーンズデー』だ！ きちんと朝食を食べ、生卵を飲んできただろうな？ 栄養をとらなければ筋肉は育たないぞ｣
筋骨隆々なバルガスが腕を組みながら生徒を見回し、欠員が居ないか確認している。
Aはというと、後ろから抱き締めるような格好で凭れかかってくるレオナに抵抗しつつ、不機嫌そうに体操服の袖を掴んでいるラギーを宥めながら話を聞いていた。
横で何やらヴィルがレオナに対して怒鳴りつけているものの、彼は何処吹く風で全て聞き流している。
｢さて、新しく入った一年生の為にこれよりルール説明を行う。俺の筋肉に見惚れて説明を聞き逃すなよ｣
この大会は、コロシアムに設置されている魔法の竪琴の所有権を争うフラッグ戦。
怪物チームは農民チームに竪琴を奪われれば負けであり、農民チームは制限時間内に竪琴を奪取出来なければ負けとなる実に簡単なルールである。
農民は怪物に捕縛されれば失格となり、逆に怪物は農民から豆を当てられれば失格となるらしい。
｢そして、次が一番重要なルール！ 試合中、魔法は全面的に使用禁止だ！ 魔法の使用が認められた場合、選手は即失格。己の肉体のみで戦い抜け！｣
｢えーっ、魔法使っちゃいけねぇの？｣
｢以前は使用可能だったらしいけどね｣
｢試合が白熱した結果、シャレにならない怪我人が出たことがあって、それ以来魔法は禁止されてるらしい｣
｢それじゃあこの勝負、まさに体力勝負ってわけですね。よっしゃ、そういうのは得意だぜ！｣
｢やる気だねぇ、デュースちゃん。……ま、体力があるだけじゃすぐ失格だと思うけど｣
ぽそりと呟いた直後、ケイトは何か重要なことに気が付いて勢いよく周囲を見渡した。
そして、Aの姿を見付けると慌てて駆け寄り、彼女の両手を握って自分の顔の前に持ってくる。
｢おやケイトさん、おはようございます｣
｢おはおは〜……じゃなくて！ Aちゃん、どっちのチームにいるの！？｣
一体全体何事かと不思議そうな顔をしながら近寄ってきたユウ達であったが、ケイトの質問を聞いた途端、一気に大量の冷や汗を流し始めた。
頭脳戦は大得意、運動神経抜群であるAがどちらの陣営に組み込まれるかによって勝率はかなり変化してくるのだから。
彼女がその質問に答えようとした時、バルガスが自身に注目が集まるように大きな声を出した。
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ゆるり(プロフ) - ゆゆ。さん» 黒執事好きですよ！！ ハムレットが出てくるんですか……！？ 漫画の購入が途中で止まっていまして……笑 近々揃えてちゃんと読んでみます！ でも！ 黒執事は凄く好きです！！！ (2020年8月20日 1時) (
レス) id: 6a421b584d (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ。(プロフ) - 凄く面白いです！(前の作品にコメごめんなさい…)ハムレットって黒執事にも出てきますよね…！もしかして作者様黒執事好きだったりしますか…？私的にはハムレット出てきて嬉しかったです（笑） (2020年8月19日 16時) (レス) id: ead64206de (このIDを非表示/違反報告)
ゆるり(プロフ) - マツリカさん» こちらこそリクエストありがとうございました！私もクルーウェル先生大好きなので書いていて楽しかったです！ (2020年5月22日 6時) (レス) id: 6a421b584d (このIDを非表示/違反報告)
マツリカ(プロフ) - クルーウェル先生のお話ありがとうございました！！一生の宝物にしますうううつ！！！！ (2020年5月22日 6時) (レス) id: 88d493ffab (このIDを非表示/違反報告)
ゆるり(プロフ) - えむさん» こちらこそありがとうございました！ 勿論、リクエストは受け付けております〜！私でよければまたどうぞ！ (2020年5月21日 16時) (レス) id: 6a421b584d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆるり | 作成日時：2020年5月3日 19時
