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見廻り ページ5

Aside






女でもいいやん


もう書類も書いて提出したから


平気だし


よし仕事を貰おう


『土方……仕事……くれ』


土方「じゃあ見廻り行ってくれ」


『見廻り……何?』


土方「街をパトロールして変な奴とか攘夷志士がいたらとっ捕まえる仕事だ」


『分かった』


私はそこら辺にいた地味なやつを捕まえて


街へでた









?「あの…」


『何?』


?「何で俺も見廻りに?」


『近くに……いたから』


?「あぁ……」


『で?……誰?』


山崎「名前も知らないのに連れてきたんですか!?


山崎です!山崎退!!」


『山崎』


山崎「覚えといてくださいよ?」


『山崎……』


山崎「何ですか?」


『ここ……どこ?』


山崎「え?分からないんですか?」


『街に……出たの……初めて』


山崎「今までどこに住んでたんですか……」


『……山』


山崎「山ァ!?


野蛮人……」


『……失礼』


山崎「この街の地図を渡すので早く覚えといてくださいね」


『……残酷』


私は地図を受け取った


この街はとても広い


覚えるには一苦労しそうだ


『帰ろ』


山崎「早いよ……


じゃあ甘味所行かない?」


『甘味所……?』


山崎「甘い物を食べる場所だよ」


『甘い物?』


山崎「甘い物も知らない?」


『知らぬ』


山崎「……美味しい?うん!美味しい物だよ!」


なんだこいつ天使か?


私は山崎に連れられて甘味所に行った


山崎「おばちゃん!


みたらしとあんこ2つずつ!」


おばさんははいよと言って店の奥に行った


?「あーらジミーくんじゃないのー」


山崎「あ!旦那!」


旦那と呼ばれた男はこっちに来た


白髪……あ、いや


銀髪の頭で所々はねている


山崎「この人は坂田銀時


どっかで万事屋をやってる人だよ」


『万事屋……』


銀時「ん?この可愛子ちゃんは?」


山崎「この人真選組なので男ですよ旦那‪w」


私は首を振る


『いや……女』


銀時「これだから女かどうかわからないチェリーは…」


山崎「…チェリーは余計です」


『チェリー……?』


チェリー?


なんだそれ


山崎「……さくらんぼのことだよ」


銀時「違ぇだろ


チェリーってのほどうt」


山崎「旦那!!


黙りましょ?」


銀時は黙った


銀時「そういやこの子あんま喋んないな」


山崎「少しの単語しか話せないんですよ」


銀時「ふーん」



銀時はニヤニヤしながら私の方に手をかけてきた

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作者名:ぽぽぽぽぽ | 作成日時:2019年2月15日 17時

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