茶の風 ３ ページ4
「おぉ…」
あまりに呆気なく外れて(というか壊れて？)拍子抜けする。
「え、な、へぇ？」
逆にお父さんは驚き過ぎて変な声が出ている。
「あ、あー
すげ、声出るようになったわ…
ありがとうございますオスマンさん。」
「ホンマよ！何シルフがほいほい術かけられとんねん！」
首輪が外れ、表情が一段階明るくなったエーミールさんに、プリプリと怒るオスマン。
「い、今の…かなり上位の魔術師じゃないと全ては解けないはずなんだけど…？」
「だと思うわ。Aちゃんが俺を呼びに来たから良かったけど、これでシャオさんとかトントンとか呼んで幸運パワーだけで何とかしよう思たら治るけど一生首輪外れへんか、ムリクリ外れて首輪が爆発して怪我するかの2択やったと思うで？」
ﾋｪｯ…ナイス選択じゃん私…
そしてオスマンも幸運パワーって言い方するのね…
「あとな、Aちゃんにはハーフって説明したんやけど細かく言うとちょっと違くてな？
僕は実は魔力の高いアルラウネに魔術師の遺伝子を交配させて造られた魔術特化型兵器なんだめう〜」
なんちゃって、とオスマンは苦しそうに笑った。
「大体の魔術やったら詠唱無しで発動できるレベルには全身魔力の塊になってんねん。」
手を開いたり閉じたりしながらそう続けたオスマン。
「で、でも！そのお陰で俺も助かったし！」
胸の前で握り拳を作りながらエーミールさんが訴える。
「そうだよ！他人ができないことができるって凄いことだと思うよ！！」
私もエーミールさんに便乗する形で擁護する。
「ふふ、せやな。
別にそこまで気に病んでるわけやなかったんやけど2人のお陰で自信ついたわ。ありがとうな？」
ふわりと微笑まれる。
「そうだね。
少なくとも君がこの研究所に居るうちはその力を悪用するつもりは無いから安心していいよ。
私はオスマンくんの力もエーミールくんの力も無理に使わせるようなことはしないと誓うよ。
勿論他の人達の力もね。」
お父さんが力強く宣言をした。
これで残りは1人だけ。
絶対に見つけてみせるぞー！
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ウラシル@ひぃ(プロフ) - アルテアさん» コメントありがとうございます。喜んで頂けたようで何よりです。アルテアさんの満足いく姿になっていれば良いのですが。 (2019年6月22日 21時) (
レス) id: a76b54135a (このIDを非表示/違反報告)
アルテア(プロフ) - ついにひとらんらんさんが！やったー！ありがとうございます！ (2019年6月16日 14時) (レス) id: c628398586 (このIDを非表示/違反報告)
ウラシル@ひぃ(プロフ) - 倉の中の石さん» コメントありがとうございます。はい！頑張りますね！ (2019年6月1日 20時) (レス) id: a76b54135a (このIDを非表示/違反報告)
倉の中の石 - すごく面白いです！更新頑張ってください！！ (2019年5月28日 4時) (レス) id: 873805d7e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ウラシル@ひぃ | 作成日時：2019年5月26日 21時
