居酒屋妄想日記 ３冊目

ミニスカート 桃side ページ7

〆．



「お疲れ様です、ご飯頂きます！」



桃「いただきぃ♡」



橙「望だけ白米オンリーな」



桃「なんで！！」



今日もバイト終わった！



のんちゃん頑張った！



とか言って、ほぼAのこと見てただけであっちゅう間に時が過ぎてんけど。



「今日の賄いなんだろうね〜？」



桃「なんやろ？たまには豪華に寿司とか食べたい〜」



「材料ないでしょ」



Aとおると、癒されんねんな。



桃「ほんなら、着替えたら座敷の方行くから！」



「はーい」



今日こそ、「あーん♡」してもらうねん♡



いつも、「え、同じもの食べてるのにする意味ある？」って交わされてまうから……。しゅん。



そういうことやないやん！？



暴れてたら、エレベーター(一階のキッチンと繋がってて料理や食器などを乗せれる小さいヤツ)の上がってくる音が聞こえた。



やば、急いで着替えな……と思ってたら、Aが賄いを取り出して、飲み物(水やけど)の準備までしてくれた。



「のんちゃん、お箸だけお願いしていい？」



桃「おう！ごめんなA〜、いろいろしてもらってありがとうやで！」



「いいよ〜」



桃「………………！！」



ニコッと微笑むA。



今日の格好はミニスカートで、脚が超露出してる。



………み、見えてまうかも！？



思春期男子のドキドキは止まらない。



脚ばっか目ぇいってもうて、「食べないの？」なんて訊かれてしまう始末。



桃「食べる！食べる！いただきまーす！」



あかんあかん、今日の目的はあーんなんや！！



「チキン南蛮だね！美味しそ〜」



にこにこ、美味そうに食うA。



そんなとこも好きやな。



「んん、おいし！」



俺の視線はAの唇をとらえている。



ドキドキしていたら、挙動不審になってもて、



水の入ったコップを倒してもうた。



「あらら、のんちゃん濡れてない？おしぼり持ってくるね」



桃「ぬ、濡れてへんよ〜、ありがと、…………っ！！！？」



Aが勢いよく立ち上がって、



ふわり、広がるスカート。



そこから見えたのは、Aの綺麗な太ももと……



淡いピンクの………



「おしぼり二枚で足りるかな……え？のんちゃん？のんちゃーん！」



Aの慌てる声。



情けないことに俺は、



好きな子のパンチラを見て鼻血を流し、倒れてしまった。



〆．

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