ストーカー再来 ページ38
〆．リクエスト
最近嫌なことがよく起こるなぁ。
この前の、女性のお客さんに絡まれたのもそうだし、
大学では大して仲良くもない子と喧嘩したり、
週末に大吾が帰ってくるはずだったのに予定変更で結局一人で過ごしたり。
そろそろいいこと、一つくらいあってもいいんじゃないかな。
そう思った矢先の出来事だった。
黄「いらっしゃいませ〜」
「いらっしゃいま………っ！？」
そこまで忙しくもないけれど、照史さんと淳太さんと私の三人だけで回すほぼ満席の店。
そこに訪れたのは、
客「一人で…」
黄「カウンター席でもよろしいですか？」
客「はい。あ、オレンジジュースお願いします」
黄「かしこまりました」
…………前に来た、ストーカーの男の人だ。
大毅先輩に懲りて、もう来ないと思っていたのに。
カウンター席は淳太さんの担当する席。
なるべくあっちに行かなければ大丈夫……だよね？
終始感じる視線に、照史さんは気付いたらしい。
橙「A、あいつ……」
「はい………」
少し震える体。
橙「あっちはもう淳太くんに任せたらええから」
黄「ん？どうしたん？」
私たちが深刻な顔をして話しているからか、淳太さんが不思議そうな顔をして近寄ってきた。
橙「A……言うてもええ？知っててもらった方がええ思うし」
「はい」
こくん、頷くと、照史さんはストーカーについて話してくれた。
黄「……そか。怖かったな。なるべくカウンター席側には行かんようにな」
「わかりました…」
ひそひそ話すから、自然と近くなる距離。
ドキドキしていたら、鋭い視線を感じた。
「…………………、」
あの人からだ。
早く帰ってくれないかな……。
普通のお客様には思わないことを考えていた。
数十分は何事もなく、平和に過ごせていたけれど……
客「おねーさん！注文ええですかー！」
「あ、はい！」
奥のお客様に呼ばれたタイミングで、店の電話が鳴った。
出れる状態だったのは淳太さんだけ。
黄「お電話ありがとうございます、居酒屋うえすと、中間が承ります」
お客様から注文を伺い、照史さんに伝達した直後。
カウンター席からの呼び出し音が、店内に響いた。
〆．
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モン(プロフ) - ストーカーに連れ去られそうになった時に現れる神山くんがみたいです、、！！！ (2018年8月25日 5時) (
レス) id: e7be3e9b8b (このIDを非表示/違反報告)
azukinako(プロフ) - またかいな!!って思うかもしれないんですけど、ストーカーのもうちょっとエスカレートてしまった話が読みたいです!!リクエストです!!よろしくお願いしますm(_ _)m (2018年8月23日 1時) (レス) id: e717d1acf8 (このIDを非表示/違反報告)
みく - 呼び方は大くんがいいです！オチは神ちゃんか淳太くん希望です！いつも見てます！これからも頑張って下さい！ (2018年8月22日 23時) (レス) id: 4b5bbab9a8 (このIDを非表示/違反報告)
萌(プロフ) - いつも陰ながら応援させていただいております！呼び方は大毅くんがいいです！オチは流星さん希望です！ (2018年8月22日 23時) (レス) id: 9f593ee763 (このIDを非表示/違反報告)
ayane(プロフ) - あえて先輩呼び続行がいいです！！オチはぜひハマダか淳太先輩で！お願いします！居酒屋うぇすとで働きたいです…！大好きです応援してます！ (2018年8月21日 21時) (レス) id: 302a30ab33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はゆな
| 作成日時：2018年7月12日 21時
