女性客1 ページ36
〆.
「お疲れ様です」
橙「お疲れ様〜」
照史さんに頭を下げて、店を出る。
今日は一人だ。
「…………………………」
なんだろう。
店を出てから、やけに視線を感じる。
その視線の元を辿ると、女性が二人立っていた。
「?」
その二人は私に近づき、威圧するかのよう睨みをきかせる。
女1「あんたさ、中間さんの何なの?」
「え?」
女2「まさか流星くんと付き合ってたりしないわよね?」
「な、なんですか急に」
淳太さんと流星先輩?
女1「私は中間さんに会うために、店に通ってるのよ。顔も覚えてもらってるしね。あなたが特別なんて思わないことね」
「……………………」
女2「流星くん、ずっと中にいるでしょ?寂しいだろうなって話しかけてたら、心開いてくれたのよ!」
中って、パントリーのこと?
いやいやいや……そうならないためにパントリーに入ってるのに………。
………はあ。
私、妬まれてるのか。
通ってるってことは常連さん。
下手に言い返せない。
「中間さんも藤井さんも、ただのバイトの上司というか先輩というか………お付き合いはしていません」
両想いだけど、なんて言ったら喧嘩売ってるみたいになるからやめとこう。
女1「ふーん……。ま、そうよね。年齢的に相手にされるのは私らみたいな大人の女よね!」
女2「ほんとほんと!あなた高校生になりたてくらいでしょ?」
ん?
え、高校生に見られてるの?私……。
常連だって言うなら、私がいつも23時まで働いてるの気付かなかったのかな……?
高校生は普通22時までなのに。
ま、いっか。
「ちなみに、中間さんか藤井さん、他の先輩たちと何か親密な関係にあったとしたらどうする気だったんですか?」
女1「奪うとか?」
女2「簡単よね!むしろ、あなたみたいな比較対象がいるから私たちが際立つっていうか」
「……………………」
どんな人生歩んできたんだろ、この人たち。
女1「てか、あんたと一緒に働かないといけないみんながかわいそ〜」
女2「やめなよぉ、この子泣いちゃう!」
きゃはは、と甲高い声。
どんなに好きあっていても、周りから見ればそうなのかな……と少し悲しく思った時、誰かに肩を抱き寄せられた。
黄「俺の大切な人に何か御用ですか?」
「、淳太先輩……?」
〆.
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モン(プロフ) - ストーカーに連れ去られそうになった時に現れる神山くんがみたいです、、!!! (2018年8月25日 5時) (レス) id: e7be3e9b8b (このIDを非表示/違反報告)
azukinako(プロフ) - またかいな!!って思うかもしれないんですけど、ストーカーのもうちょっとエスカレートてしまった話が読みたいです!!リクエストです!!よろしくお願いしますm(_ _)m (2018年8月23日 1時) (レス) id: e717d1acf8 (このIDを非表示/違反報告)
みく - 呼び方は大くんがいいです!オチは神ちゃんか淳太くん希望です!いつも見てます!これからも頑張って下さい! (2018年8月22日 23時) (レス) id: 4b5bbab9a8 (このIDを非表示/違反報告)
萌(プロフ) - いつも陰ながら応援させていただいております!呼び方は大毅くんがいいです!オチは流星さん希望です! (2018年8月22日 23時) (レス) id: 9f593ee763 (このIDを非表示/違反報告)
ayane(プロフ) - あえて先輩呼び続行がいいです!!オチはぜひハマダか淳太先輩で!お願いします!居酒屋うぇすとで働きたいです…!大好きです応援してます! (2018年8月21日 21時) (レス) id: 302a30ab33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はゆな | 作成日時:2018年7月12日 21時