流星先輩の唇 ページ24
〆．
「………………朝？」
次に意識を取り戻したのは、外が薄明るくなってきた時。
流星先輩は私のことを抱き締めたまま眠りに落ちている。
……酔っていたのに、昨日のことは鮮明に覚えていた。
あの後、流星先輩は私から離れた。
青「Aがいつか俺のこと選んでくれた時に、したい」
とんでもなく恥ずかしい告白もされた。
「キスはするんだ…」
青「それは許してや」
「………………」
これからは、流星先輩の唇を意識してしまいそう。
いや、してしまっている。
向き合った形で寝ていて、ちょうど目の前に美しい顔があるから。
「…………綺麗」
そっと流星先輩の唇を人差し指でなぞると、
青「寝込み襲うんが好きなん？」
「え、」
流星先輩の口角が上がった。
「お、起きてたんですか？！いつから、」
青「ずっと起きてた。……寝れるわけないやん。可愛い寝顔堪能してました」
んふふ、なんて笑って。甘い朝。
青「二日酔いない？あ、一応Aが寝た後にタオルで体拭いといたけど、風呂入りや。女子は気になるやろ？朝風呂ええで〜」
「ああ、ありがとうございま……………体拭いた！？」
びっくりして聞き返すと、流星先輩がまた意地悪な笑顔を見せた。
青「服の上からやから安心して？………まあちょっと、膨らみとか際どいとことかにも触れたけど」
「〜〜〜〜〜〜〜っ、と、とっとと入ってきます！！」
恥ずかしさに顔を火照らせ、急いで洗面所へ向かう。
流星先輩の笑い声が聞こえて、余計体が熱い。
触られたんだ。
………好きな人に、触れてもらえたんだ。
流星先輩はどんな気持ちで、どう触ったんだろう。
他の六人はどんな風に触るんだろう。
「……っ、私も変なこと考えてる」
だめだめ、純粋な気持ちに戻ろう。
ドキドキしながら丁寧に体と髪を洗い、
ちょっとでも可愛く思ってもらえるよう、可愛い部屋着を身にまとった。
………私、恋してるんだなぁ。
恋すると女の子は綺麗になるんだって。
私も、なれてる？
ドライヤーの風が頬を撫で、くすぐったさに目を細める。
ちょっと浮足立って、流星先輩の元へ急いだ。
〆．
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モン(プロフ) - ストーカーに連れ去られそうになった時に現れる神山くんがみたいです、、！！！ (2018年8月25日 5時) (
レス) id: e7be3e9b8b (このIDを非表示/違反報告)
azukinako(プロフ) - またかいな!!って思うかもしれないんですけど、ストーカーのもうちょっとエスカレートてしまった話が読みたいです!!リクエストです!!よろしくお願いしますm(_ _)m (2018年8月23日 1時) (レス) id: e717d1acf8 (このIDを非表示/違反報告)
みく - 呼び方は大くんがいいです！オチは神ちゃんか淳太くん希望です！いつも見てます！これからも頑張って下さい！ (2018年8月22日 23時) (レス) id: 4b5bbab9a8 (このIDを非表示/違反報告)
萌(プロフ) - いつも陰ながら応援させていただいております！呼び方は大毅くんがいいです！オチは流星さん希望です！ (2018年8月22日 23時) (レス) id: 9f593ee763 (このIDを非表示/違反報告)
ayane(プロフ) - あえて先輩呼び続行がいいです！！オチはぜひハマダか淳太先輩で！お願いします！居酒屋うぇすとで働きたいです…！大好きです応援してます！ (2018年8月21日 21時) (レス) id: 302a30ab33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はゆな
| 作成日時：2018年7月12日 21時
