私を奪う戦争が起きたんだが【wrwrd!】【WT】 (ページ25)

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grが皆を会議室に呼んだ日のおはなし。
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gr side

gr「よし、これで全員集まったな。」
tn「グルさん、急に全員集めるって結構ヤバい事起きたん?」
zm「なんや?他国の偵察いたんか?」

急遽、少し広い会議室に今いる幹部全員を集めた。(兄さんは他国へ行っている)
不安そうに見つめるトントンの隣にいるゾムは鋭い質問をしてきた。

gr「ゾムの通り、他国の偵察がきていた。」

何時もよりワントーン低い声で告げる。
その場に緊迫が走った。

かちっ、と鬱のライターの音。ごく、とエーミールが紅茶を啜る音。

微かな音が会議室に響いた。

gr「これはロボロに頼んでいたその国…いや軍の情報だ」
tn「軍…?…まさかグルさん、軍って」
os「WT軍やんな?」

オスマンの声。表情を変えず頷く。
トントンのはぁ、という溜め息は意外にも何時もより小さめだった。

gr「簡潔に言うと、WT軍は俺らからAを奪還して戦争を起こそうとしている。」
os「そんで～?グルッペンはWT軍に何企んどるんや?」

gr「…俺は、１ヶ月後WT軍に宣戦布告をしようと思っている」

すると、え、と誰かが驚いたように微かに声を漏らした。

ut「わーおグルちゃん大胆～」
tn「…本当に言うとる?」
gr「ああ。お前が止めようとも俺はWT軍と戦争するからな」

すると、トントンはふっ、と悪い笑みを浮かべた。
トントンの考えが分かってしまい、俺も思わずふふ、と笑む。

tn「んな無謀な…、って言いたいとこやけど俺はその考え賛成するで」
zm「WT軍強いんやろ?ふひっ、殺しがいありそうやなぁ」
kn「AはWT軍に戻す訳には行かへん」
sha「滅ぼしたら我々国の評判、うなぎ登りやな」
ut「Aは我々国のもんやもんな!!」

喋ってない他メンバーも楽しそうに笑みを浮かべ、頷いている。
これは、全員賛成って事やな。

gr「さぁ、諸君。戦争をしよう」

「「「「「ハイル・グルッペン」」」」」

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やっと本編行ける～！！！
戦いの場面書きたいんじゃぁああ

戦い諸々のまえに、まだ復讐鬼さんの登場シーン無いので次回はげどちゃんです。