私を奪う戦争が起きたんだが【wrwrd!】【WT】 (ページ22)

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your side

こんこん
os「失礼するめう～」

軽くノックして図書室に入るオスマンさん。
図書室に私も入ると、沢山の本が本棚に並べられていた。

図書室の少し広いテーブルにグルッペンと、知らない男性がいた。

gr「おお、オスマンか。それにAもか。何かあったんか?」
『あ、えと、こんちは…』
os「Aちゃんがグルッペン探してたんやで～?だから連れてきためう～」
?「あ、そうなんですね。折角何ですしA?さんもお茶会しませんか?」

オスマンが事情を説明すると、男性がお茶会のお誘いを。
その男性の瞳は白目に見える程色素が薄かった。薄い銅色の髪は均一に揃えられている。

em「あ、名前言ってへんかった、私エーミールと言います」
『ぇ、あ、はい、Aです』

エーミールさんは少し幹部の皆と同じような訛りが出ていて、ギャップだな、と思った。

gr「エーミールもそう言っとるんやし、一緒にお茶会しようや」
os「そうやで、Aちゃんも一緒にお菓子食べよう～?」
em「お茶会凄く楽しいですよ」

『…えぇー……』

ひしひしと感じる圧力。
私は甘いものもまあ好きだしこく、と縦に首を振った。

『本日は、ありがとうございました』
em「Aさん、そんな改まらんくてええよ」
os「いつもより賑やかで楽しかっためう♪」

そろそろ抜けよう、と思いペコリとお辞儀する。
すると、なんの為にグルッペンに会ったかを思いだし、はっ、と目を見開く。

『あ、そうだった!!グルッペン、これ、ロボロから』
gr「ロボロ…?…ああ、あれか……」

グルッペンは書類を受け取ると、真剣な表情で書類を見つめる。
書類は茶封筒に入っていた為、どういう内容か私にはさっぱり分からない。

『では、また今度。お会い出来たら』
os「まためう～」
em「ありがとうございました」
gr「…………ふっ」

去り際、グルッペンが真剣な表情のまま書類を見つめ口角が上がっていたのを私は見逃さなかった。

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そろそろ全員出せる…
あと20話くらい綺麗に纏めたら終われる…終わりが見える気がする…