同じ病。~野郎組~ (ページ47)

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○「きゃっ、」

私が蓮くんしか見えてないよ、と言った後、
私の大好きな声で、A、と呼びながら近づいて幼稚園ぶりに抱きしめられた。

蓮「っ、ごめん、嫌だった？」

びっくりして声を出してしまったら、
そう言って離そうとしたから、同じように腰に手を回した。

○「嫌じゃない、よ、？」

蓮「ふふ、良かった、笑嬉しくってつい、ね、笑」

そう私の頭の上から笑いかける蓮くんが可愛くって私も、ふふ、と笑った。

蓮「…ね、改めて聞いてくれる？」

私はｺｸﾝと頷づいた。

すると、蓮くんは抱きしめたまま、私に目線を合わせて真剣な顔になった。

蓮「…Aが好きです。付き合って下さい。」

○「私も、蓮くんが好き、です。私で良ければ、お願いします、！」

蓮「ふふ、やばい、めっちゃ嬉しい笑
…ね、もうちょっとだけこのままでもいい？」

○「ふふ、良いよ？…蓮くん大好き、」

蓮「ん、可愛い笑俺も好きだよ、」

嬉しいとか可愛いとか、
いつもより素直に伝えてくれる上に、頭をぽんぽんされて、
そんな蓮くんにキュンとしすぎて照れてしまったのは、彼の胸に顔を埋めて分からないようにした。

それと同時に、
蓮くんにもキュンとして欲しくて呟いた「大好き」は、一枚上手な蓮くんによって逆効果だったり。

蓮「ね、一緒に帰ろっか？」

そう笑いかけてくれた蓮くんは、夕陽に照らされていて、
今までで1番かっこよく見えたのは秘密。笑

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Fin