. ページ39
.
葵side
Aから電話があったのが5分ほど前。
幸い、門を出てすぐのとこだったから、
すぐに踵を返して、学校に戻った。
"廊下を走るなー！"と注意されない程度に小走りして、
演劇部の部室に向かっていたところ、廊下の曲がり角で誰かにぶつかってしまった。
葵「すみません、！…あ」
すぐに謝って顔を上げれば、三村が居た。
蓮「すみません、！って、あ、あおい、さん、」
葵「ねぇ、どうしてここに居るの！？Aに何言ったの！？」
蓮「ぇっと、その、好き、だって、」
葵「…は？好きって言っただけなら、どうしてAは泣いてたの？」
Aの話からして分かってたけど、
両想いなんだから、告白したんだったら1人で泣いてるなんておかしいと思うんだけど、
蓮「っえ、泣いてた、？」
葵「そう、…ちょっと待って。もしかして、好きって言い逃げしたの？」
蓮「えっと、まぁ…」
葵「本当にありえない！もう、とりあえず早く戻って！泣いてるのほっといてもいいの！？」
蓮「でも、嫌われたと、」
葵「つべこべ言わない！行くよ！」
私は、三村の腕を掴んで部室に走った。
、、あれ、他にも誰か居る…？
声は聞こえなかったけど、
そこにはAと四谷くんが居た。
すると、急に抱き寄せたかと思ったら、頭ポンポンしてて、
思わず、隣の三村を見た。
葵「ねぇ、行かなくていi…」
蓮「…やっぱり、Aは四谷くんが好きなんだよね、、ごめん、僕、帰る、！」
葵「え、ちょっ、！」
そう言って走って行ってしまった三村を引き止める事は出来なかった。
仕方なく、話が一段落したように見えた頃、
私1人で教室に入った。
ｶﾞﾗｶﾞﾗ
葵「あれ？これ、どういう状況、？」
○「葵！ごめんね、翼くんが慰めてくれたからもう大丈夫！」
私じゃなくて、三村がこれを分かってくれないと意味無いんだよね、、
葵「、そっか、、良かった！でも、話は聞くからね？」
○「うん！」
四「じゃあ、今日は3人で帰らない？」
○「いいね！帰ろ〜」
とりあえず、四谷くんにアイコンタクトをしたら、
分かって貰えたみたいだから、帰ったら連絡する事にした。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 178人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぴゅかぴゅう | 作成日時：2020年5月10日 15時
