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25話 ページ27

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私の方に家は山奥にあった。
静かで穏やかな居心地の良い場所だった。


貴方「お父さん!お母さん!おはよぉ!」

母「おはよう。A。」

父「おぉ。A。おはよう。」


穏やかで料理の上手な母。
優しくてたくさん話を聞いてくれる父。

父は病弱なのかめったに外を出歩いているところを見たことが無い。
しかし家の中ではたくさん遊んでくれていた。


私は両親に愛されていた。
それがよく伝わり、私も両親を愛していた。




だけど私は自由じゃないこともあった。


貴方「ねぇお父さん。私はどうして夜に出歩いては行けないの??」


そう。私は夜に出歩いたことがないのだ。


貴方「街の子供が行ってた!夜が明ける頃になると太陽が昇って"アサヒ"が見えるって!その"アサヒ"はすごく綺麗なんだって!!」



アサヒを見てみたい。
でも家からだと木が邪魔で見えない。



父「…夜は危険なんだ。山には人食い鬼が住んでいる。襲われたら助からない。」


父はいつもそう言って私を止める。


貴方「で、でも1日くらいなら大丈夫だよ!!私だって"アサヒ"が見たい!!」

父「駄目だ。お前を危険な目にあわせたくない。」


父の目は本気だった。
決して脅しではないとその歳の時ですらわかった

なのにわたしは


貴方「…っ!!!絶対に今日は"アサヒ"を見るんだ!!!お父さんとお母さんは意地悪だ!!私だって街の子と同じように"アサヒ"を見たっていいじゃないか!!」


と叫び外に走り出した。


父「Aっ!!!」


その時の父は苦しそうな申し訳なさそうな顔をしていた。
まだ小さかった私はそんな事気にも止めなかった。



日が沈みだしていた。
私ひたすら朝日が見えるところまで走って行った。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 煉獄杏寿郎   
作品ジャンル:恋愛
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芋子 - 夢世_yumese_さん» すっかり忘れてました!ご報告ありがとうございます!! (2020年2月22日 1時) (レス) id: faddf62cd7 (このIDを非表示/違反報告)
夢世_yumese_(プロフ) - オリジナルフラグ外しましょう! 違反報告される場合があります。 (2020年2月21日 15時) (レス) id: 093bdce514 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:芋子 | 作成日時:2020年2月21日 10時

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