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ジリジリと蒸し暑い教室に入ると、何人かの男女が俺の席の周りで談笑をしていた。
女「おはよーん、ニッシー！ねえねえ聞いてヨォ！」
俺の席の斜め前のカナが俺に擦り寄る。
「どしたー？」
カナ「今度花火大会行く約束したでしょー？その日、塾の夏期講習と丸かぶりなんだってばー！」
何人かで一緒に行く約束をしていた花火大会だったが、進学校に通う俺たちにとって夏期講習は大事だったりするわけで…
「なら仕方ないな！笑」
カナ「もうちょっと残念がってくれない？私、ニッシーと花火大会行くの超楽しみにしてたんだけど！！」
二の腕をグニグニと掴みながら上目遣いで俺を見る。
彼女は俺の事が好きなのだ。
「ごめんって！笑」
彼女の腕を優しく振り解き、頭をポンっと撫でた。
カナ「もーっ！誤魔化さないのっ！じゃあ夏休み遊んでくれる？」
「日にちが合えば、イイヨー！」
キャッキャと喜んで友達の輪に戻るカナを見ながら席に着いた。
『相変わらずモテモテだなぁ、西島！』
後ろの席の吉岡が茶化してくる。
「うるせえよーっ笑 吉岡ももうちょっと遊べよ！部活と勉強ばっかしてないで笑」
それに対抗するように煽るとフッと笑って
吉岡「だな〜笑 あーオレもモテねーかなー！」
うーんと伸びをして俺をまじまじと見た。
吉岡「西島ぁ、顔変えて？笑」
「うーん、吉岡の顔かぁ笑 ヤダ笑笑」
吉岡は嫌味のないいい奴だったから、俺はよく吉岡とこんな風に冗談を言い合ったりする仲だった。
吉岡はいつも同じ部活の長谷川と松川と一緒に連んでいた。彼らは本当に仲が良くて、なんでも言い合える親友というやつなんだろう。
俺はそれをいつも羨ましく見ていた。
松川「遼ー！悠太知らない？」
噂をすれば…だ
吉岡「さっき見かけたけど…。何？慌てて。」
松川「A、部活辞めたよ。」
吉岡「え！何で？！」
松川「私たちも止めたんだよ、でもやっぱり辞めるって聞かなくて。」
吉岡「あいつがそんなに頑なに意見通すの珍しいな。まあ、ちゃんと意思を持って決めた事なら俺たちがとやかく言う事でもないんだろうけど…」
吉岡達のグループにはもう1人、女の子がいて
それが電車の彼女だという事を俺は密かに知っていた。
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nikiki(プロフ) - あっ、見えない原因が多分分かりました笑 ありがとうございます (2020年4月26日 15時) (
レス) id: f8ae1d9c82 (このIDを非表示/違反報告)
Ika2424(プロフ) - nikikiさん» コメントのお返事遅くなり申し訳ありません泣 3なのですがフラグが立ってしまいまして１８歳未満は観覧出来なくなってしまいました…折角読んで頂いているのに申し訳ない次第です！18歳以上で御座いましたらそのままご覧頂けるかと思います(o^^o) (2020年4月26日 2時) (レス) id: 97f9b005f0 (このIDを非表示/違反報告)
nikiki(プロフ) - 失礼ですが、どこで3を読めるですか？続きすごく気になります！ありがとうございます。 (2020年4月25日 5時) (レス) id: f8ae1d9c82 (このIDを非表示/違反報告)
nikiki(プロフ) - 初めまして、ストーリー見つけてハマっちゃって一気1と2も読みました。2人の恋、大人になって生活環境変わっても変わらずで居るのに、互いに届けてなくてこっちまで胸ギュッて悲しくなりました。素敵なストーリーありがとうございます。 (2020年4月25日 5時) (レス) id: f8ae1d9c82 (このIDを非表示/違反報告)
Ika2424(プロフ) - てんさん» こんなノロノロ更新に飽きずに見て下さってありがとうございます！何だか手違いで書いたものが消えたりとトラブってました汗）恋って楽しいけど苦しいですよね。2人がどんな選択をするのかたのしみにしていて下さい（^人^） (2019年7月1日 0時) (レス) id: 832d371e00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ika2424 | 作成日時：2019年4月7日 8時
