flowerの楽屋へ ページ8
〜剛典side〜
コンコン
flower「はーい」
剛「お邪魔しまーす」
三代目の楽屋とは全然違うな。
女の子の香水の匂い。
女の子の雑誌。
女の子の服。
伶「あ、がんさん」
晴「どうしたんですか?」
剛「萩花ちゃんに話したいことがあって、」
萩「あ、はい。なんですか?」
剛「ちょっと、そこの会議室で話せる?」
萩「?はい」
〜会議室
萩「どうしたんですか?」
剛「Aに恋の仕方を思い出すんじゃなくて、恋の気づきかを思い出さなきゃって言ったんだよね?」
萩「はい」
剛「それって、Aには好きな人がいるけど、本人が気づいてないだけってこと?」
萩「そうですよ」
剛「A、好きな人いるの?」
萩「いますよ」
剛「A自身が気づいてないのに、なんで萩花ちゃんは分かるの?」
萩「Aの親友ですから。
たぶん、えみりも分かってると思いますよ」
剛「えみりちゃんも?」
萩「えみり以外にもちらほら気付いてる人は気付いてると思います」
剛「嘘だ…
俺、同じグループなのに知らない…(少しショック受ける)」
萩「私、がんさんが一番Aのこと幸せにできると思うんです。」
剛「………」
萩「がんさん、Aのこと好きですよね?
恋愛的な意味で」
剛「……うん」
萩「Aのこと幸せにしてあげ下さい。」
剛「………」
萩「Aはまだ自分が誰を好きかも分かっていないんですよ。」
剛「うん」
萩「がんさん、気づかせてあげてください」
剛「……え」
萩「Aと付き合いたくないですか?」
剛「…俺のものにしたい」
萩「頑張ってくださいね」
剛「………」
萩「それじゃ、失礼します」
颯爽と会議室を出ていった萩花ちゃん。
うん。
明日から頑張ってみようかな。
Aのこと。
萩花ちゃんの言葉になんか背中おされたかも。
・
・
その時から俺はAを振り向かせるための日々が始まった。
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TIYA - とっても面白くて最高です!! 頑張って下さい! 応援してます!! (2018年8月5日 1時) (レス) id: deb17e3c90 (このIDを非表示/違反報告)
こぁお - 美紀さん» ありがとうございます!そういうコメントを頂けると、ほんっっっとうに嬉しいです! (2018年6月15日 20時) (レス) id: bd05a1edf1 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - ニカ姫で見てたんだけど名前変えたよこの小説最高 (2018年6月14日 10時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こぁお | 作者ホームページ:http://koao
作成日時:2017年8月27日 21時