疑似恋愛カップルの日常【実話】 (ページ3)

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2. 時の流れがちっとばかり早くねえかページ3

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「わ、また一緒だ！やったね、よろしく！」
「ほんとだ！嬉しい！！」
「最悪、またあいつと一緒かよ。。。」
「うえええええええええええええええい」
「うるせーな」

朝の昇降口で、喜ぶ人、がっかりしてる人、騒いでいる人、、、

周りからはいろいろな声が聞こえてくる中、私は一人呆然と佇んでいた。

やばい。全然仲良い人がいない、、、、

何がやばいのかというと、そう、今日は記念すべき3回目のクラス替えの日なのである。
(ちっとばかり時の流れが早いが、ハナとの出会いは中3のときだったので中1,2はぶっ飛ばしたぜ)

「あ、いたいた！おーい、あくびーん」

『あああああああああ、、、アコギいいいいいいい！！！ひどい！ひどいよこれ！
　
　中学3年生だぜ！？なんでここまで知り合いがいないんだよう、、』

アコギ「そんなに落ち込まないでも、、、笑

　人生の終わりってわけでもないんだし、」

『いや！終わった！見てよ！担任が、あのヒョロもやしとかぜええええったい嫌だああ』

「はいはい、静かに教室に行こうねえ(微笑)」

はあ、本当についていない。
中2のときは出席番号の席のときに周りに気の合う人がいなかったから陰キャ極めてたんだよなぁ。。

せめて一緒に騒げる人がいてほしい。(切実)

アコギは仲の良い友達と同じクラスになれたらしく、
やる気のない私を教室まで送り届けたあとはさっさと自分の教室に戻っていってしまった。

くそう、、情のない奴め、、、

そう心のなかで恨みながら、新しい教室のドアをくぐった。

本当に、気分は最悪だったのである。

初恋の相手に出会うなんてつゆほども思っていない私は、

愛想の悪い顔を顔面に貼り付けて、教室に入った。

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次回、ついにハナちゃん登場。