双子人魚の宝物(者)

秘宝10 ページ10

ドンドンドンドンドン!!
主「……うるさいなぁ…」
玄関を叩く音で目が覚める…
昨日といい今日といい時間考えてくれないかな…?
最悪な起こし方にイライラしながら玄関に向かうと
デュ「やっぱりココに来てたのか。」
エ「げ。デュース……。」
デュ「他の寮生から話は聞いたぞ。寮長のタルトを
盗み食いして首輪をはめられるとは……
お前、相当バカだな。」
エ「うるっせ!お前にだけは言われたくねー!
……所で、寮長、まだ怒ってた?」
デュ「そうでもない。
すこしイライラしている様子で起床時間を守れなかった奴が……
3人ほどお前と同じ目にあってたくらいだ。」
起床時間が守れないだけで魔法封じとかありえないでしょ…
どんだけ規律大事にしてる訳…

エ「全然そうでもなくねぇじゃん!
めっちゃ怒ってるじゃん!」
グ「オメー等朝からうるせぇんだゾ!
ひっ!こ、こいつの顔見てみろ!」
エースの声に起きてきたユウとグリムに指をさされた
そんな私を見てエースとデュースが
エ「は、早く着替えて教室行こうぜ!!」
デュ「そ、そうだな!!ユウ、グリム俺メインストリートで待ってるな」
そう言ってそそくさといなくなった2人…
主「……グリム人に指さしちゃダメだよ?」
笑いながらそういい私も着替えに部屋に戻った。

パジャマから制服に着替えユウとグリムの2人とエースとデュースの待つメインストリートに向かう
全く…人の顔みて慌てるとか酷くない?
けど多分顔怖くなってたんだろうな…
グ「おうおう、どけどけ〜い。
今日からナイトレイブンカレッジの生徒である
オレ様のお通りなんだゾ!
見ろこの首輪を、オマエのダッセー首輪と違って
めっちゃキマッてるんだゾ。
しかもオマエ、今は魔法がつかえないんだろ?
今日は一日雑用係として学校の掃除でもしてたらいいんだゾ。
にゃっはー!いい気分!」
ユ「こらこら、可哀想だよ」
主「グリム言い過ぎ…」

エ「ぐぬ〜〜〜!
お前、オレが魔法使えるようになった時覚えてろよ!」
デュ「昨日学園長から騒ぎは起こすなと言われたばかりだろう……。
とにかく、魔法が封じられたままでは授業もろくに受けられない。
ローズハート寮長に謝って外してもらったらどうだ?」
主「それだけ規律規律うるさいなら謝っても外して貰えそうにはないと思うけど…」
エ「綾乃がとりあえず明日、謝りに行こうよって言ったんだろ!?
くそ〜。超納得いかねぇ〜!!」

2020.4.30

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