Sugar Rush５[Shori.S]

#137 Shori side ページ17

勝「あ、コンビニでお金下ろすんだったっけ？」





『え？ あ、うん。お金下ろして レジ下の服お買い上げしなきゃ笑』






勝「てか、お前 服キープし過ぎだろ笑」





『だって見たら欲しくなっちゃって。選べないw』





勝「欲張り笑 まさか 俺もキープじゃないよね？笑笑」






俺が言った冗談に 急に立ち止まるA。





勝「どした？」



『……それ 本気で言ってる？』






さっきまでの浮かれた声のトーンが一気に下がった。






勝「んなわけないじゃん！冗談だって笑！」




『そうだね……聡と別れない限り、勝利くんの事 キープみたいになっちゃうよね……』






勝「それは 仕方ないよ、俺 待つから」





『ごめんね？...昨日 聡と 電話で話したんだけど、聡の誕生日が近いのを思い出して、切り出せなかった。

誕生日前に別れ切り出すのが可哀想に思えて……』





それは 聡への愛情から？

同情から？






余計な事は言えるくせに、
肝心なことは 聞きたくても聞けない 臆病な俺。


一旦消えた不安がまた押し寄せて、胸が締め付けられる。







『でも ちゃんとお祝いしたら 終わりにするから……って こんなんじゃ 信じてもらえないよね笑』







本当に終わりに出来る？？

この一言が確認出来ない 俺には


信じるしかできない。







でも サラッと信じるよと言ってやれない 俺は ホントにつくづく ダメな奴。






勝「そう言えば誕生日だね。 昨日俺にもそんなメール来たわ笑 あれは誕プレの催促だな笑」





『え……聡から メール？？なんか 言ってた？』



勝「お前と仲直りした とかではしゃいでた笑」






『うーん。仲直りしたつもりはないんだけど、聡には そんな風に受け取れてたんだね…

勝利くん 私が好きなのは...』

勝「わかってる、わかってるよ。信じるから。お前の事。聡の事は簡単じゃない。ちゃんと わかって貰えるまで待つよ」

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