29話 ページ31
乱数side
「「「A!!」」」
俺はほっと肩をなで下した
もし死んでいたらどうしようって恐怖でいっぱいだったから
「A、いままでどこにいたんだ！？めちゃくちゃ心配したんだぜ」
「乱数が湖から出てきたということは湖の中に沈んでいたんですね？」
帝統の目からは涙が出ている
幻太郎も平静を保っているように見えるが声が震えている
きっと俺の目も濡れてるんだろう
でもそれは涙か水かわかんねぇな
『ごめんなさい、本当にごめんなさい…私っ、みんなに何も言ってなかった…自分の体調がおかしいこと…無理してるってこと…もっと頼ってほしいって言われたのにっ』
Aは弱々しい声で話し出す
「Aのことですから黙って我慢すると思っていましたよ、ですがこれはさすがに小生も見逃せません」
「俺もだA。二人よりは頼りないかもしれねぇけどよ、でも俺だってお前を助けたいんだ」
気づくと二人の目からは涙があふれていた
普段泣くことのない幻太郎でさえも
俺は二人が話しているときどれだけ熱っぽくAを見つめていたんだろうか
「帝統、戻りましょう。小生たちのターンは終わりました。乱数、後は頼みましたよ」
「Aを責めるなよ、泣かしたら許さねえからな」
気を利かして二人きりにしてくれた
少しの沈黙の後、俺は切り出した
「A、なんで湖に飛び込んだの？」
真剣な目で見つめられてすごく心配していたことがわかる
『それは…体がふらふらして、頭がボーっとして、うまく歩けなかったの…それで、気づいたら地面から落ちてて…』
乱数は黙って話を聞いてくれる
『それで、落ちた時におもったんだ。手術のこと、もう諦めようかなって…』
そう言った途端、乱数はこれでもかってくらいに目を見開いた
「は？何言ってんの？嘘だよね？」
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千(プロフ) - 女王さん、コメントありがとうございます。大丈夫ですよ。謝らないでくだいね。体調に気をつけて無理せずに応援しております。上から目線になりましたね。こちろこそ失礼しました。 (2021年5月4日 19時) (
レス) id: 2ac717d38f (このIDを非表示/違反報告)
女王(プロフ) - 千さん» 待たせてしまって申し訳ありません。精一杯がんばります！ (2021年5月4日 19時) (レス) id: c75b1bd3e5 (このIDを非表示/違反報告)
千(プロフ) - 乱数の気持ちが伝わってきます。目覚めてほしいです。更新ありがとうございます。ご自分ペースで大丈夫ですのでゆっくり更新してくだいね。いつまでもお待ちしています。頑張ってくだいね。これからも宜しくお願いいたします (2021年5月4日 17時) (レス) id: 2ac717d38f (このIDを非表示/違反報告)
千(プロフ) - 全ビジョンが 集まって夢主ちゃんの手術を待って又寂雷先生も凄いです。とっても伝わりました。良かったです。更新ありがとうこざいました。これからも無理せず頑張って更新お願いいたします (2021年4月20日 19時) (レス) id: 2ac717d38f (このIDを非表示/違反報告)
女王(プロフ) - 千さん» こちらこそ応援ありがとうございます！これからもよろしくお願いいたします｡ (2021年4月1日 18時) (レス) id: 4e621493df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クーカー | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/p/mmyu671
作成日時：2021年2月10日 17時
