樹 ページ26
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北斗side
急げ。急げ。
道路に散らばる死体も気にせず駆け抜けていく。
脳裏に浮かぶのはAさんと楽しそうに笑う樹。
Aさんのことを思い浮かべてにやにやする樹。
今まであいつがあれだけ笑ったことがあっただろうか
なんか、拾ったんだけど。と最初こそ
めんどくさがってたけど今樹がこんなに
必死になれるのもAさんのおかげ。
そう考えると、妹って、家族ってすげえなって。
北｢っ、ジェシー！｣
ジ｢北斗？はぁ、まじ助かった。｣
車に着いた頃にはジェシーも重傷を負っていた。
殺し合いなんだから当然刃物や拳銃を持っている
敵も多いから、それだけリスクが高い。
ジェシーは頭から血を流し、体の所々が痣だらけで、
そうとう無理をしたんだろう。樹の気配もないし。
それでも話す暇もない。残り8名。
慎太郎の集中力も切れてきた頃だろう。
北｢ジェシーも車の中で休んどけ。
京本と高地も追いつくはずだから。｣
ジ｢ごめんな。｣
北｢さーて、殺されたいやつからかかってこい｣
樹のため、ジェシーのため、Aさんのため。
負けられないし、これ以上負傷者を増やしたくない。
最後の力を振り絞って、始末をする。
しばらくすると京本も来て2人で全員を殺した。
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LOVE - めちゃめちゃ良いお話しでした！面白かったです。 (2020年12月13日 16時) (
レス) id: ebb56eccf7 (このIDを非表示/違反報告)
chiaki.N(プロフ) - るいすさん» ありがとうございます！ (2020年7月20日 9時) (レス) id: 327311e8b3 (このIDを非表示/違反報告)
るいす - 面白いです (2020年7月18日 10時) (レス) id: 0113e0b6ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：chiaki.N | 作成日時：2020年7月13日 23時
