抗います 弐【鬼滅の刃】

第陸拾玖話 ページ32

愛霧「柱が一人増えたってなんてことないわ！アンタも毒で呼吸なんか使えないでしょ！！」

そう、今は宇髄さんも煉獄さんも息を止めないと桃原さんに近付けない。

桃原さんの半径三メートルくらいは毒の霧が漂っている。

呼吸を使って斬らないと、流石に桃原さんの頚は斬れない。

長い間毒の霧の中には居られないし、その間に桃原さんの触手が迫ってくる。




じゃあ一瞬近付こ。


『──雷の呼吸 壱ノ型 霹靂一閃』


愛霧「ひっ！？」


『チッ、斬り損ねた！！』

はい皆さん御存じ霹靂一閃。

勿論超速いので、一瞬で桃原さんに近付いて一瞬で離れられるのです。

けど間一髪で彼奴避けやがりまして

頚を半分くらいしか斬れませんでした！！

煉獄「A、避けろ！！」

『うぉ！？』

やっべぇ素出ちゃった！！

いや言ってる場合じゃねぇ…

なんかね、大量の触手が私に襲い掛かった挙げ句、毒の霧撒いて来やがったんですよ。

それが濃くて視界悪い！！

足音的に、桃原さん逃げたね。

でも力使いすぎたのか、滅茶苦茶遅い。

よっしゃ此処で仕留める！！

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