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リスタート ページ23

目黒「俺、レッスンあるからもうそろそろ行かなきゃなんだけど、


Aは帰る?外まで送るよ。」


帰って勉強するつもりだったけど、受験なんてもうどうでも良くなった私は、


『私もレッスン受ける。一緒に行こう、蓮くん。』


レッスン室の前に来ると賑やかな声が聞こえてきた。


少し怖くなって手が震え出した。


すると蓮くんは私の手を握って「大丈夫だから」とでも言うように、優しく微笑んだ。


目黒「前もこんなことあったよね!懐かしいなぁ」


『もう2年も前だよ、よく覚えてるね笑」


目黒「Aとの大事な思い出だもん。忘れるわけないだろ。」


『私が不安な時いつもそばにいてくれるよね。

味方がひとりでもいてくれるだけで十分。よし、行こうか!」



レッスン室に入ると、噂はすぐに広まっていて、


「あいつSnow Manから外されたらしいよ。」

「まじ笑えるな。所詮女には無理なんだよ。」

「まだレッスンに来れるなんておかしいんじゃね。」


そんな声がいろんな方向から飛び交っていた。


奥に目を向けるとSnow Manがいた。


この状況に何も言えない6人は私と目があってもすぐに逸らされた。


翔ちゃ、いや渡辺さんが何か言おうとしたタイミングで、振付師さんが入ってきた。


前までは、表情を見ただけで、何となく何を考えているのかわかった。


だけど、今は顔を見ても、何を考えてるのか、何を言おうとしているのかが全くわからなくなっていた。


あぁ、多分、結構前からすれ違っていたんだな。


当たり前の日常が当たり前ではなかった。


そんなことに気づいた頃にはみんなは私の前からいなくなっていた。


これからどうしたらいいのか、何がしたいのかを考えながら、レッスンを受けた。




でもやっぱり、



ジャニーズで踊って歌って、自分がメインになってコンサート会場をお客さんで満席にしたい。


これしか考えられなかった。



その日から私は、


大学進学を諦め、ジャニーズでデビューするための戦略をただひたすら考えた。



私の出した結果は、唯一無二の存在になること。


ただそれだけだった。

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めんたらこ(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます!美紀さんも体調にはお気を付けくださいね。 (2022年9月30日 8時) (レス) id: ef042514ae (このIDを非表示/違反報告)
めんたらこ(プロフ) - スチームさん» コメントありがとうございます!そう言ってもらえて嬉しいです!これからも見てもらえるとありがたいです。宜しくお願いします! (2022年9月30日 8時) (レス) id: ef042514ae (このIDを非表示/違反報告)
スチーム(プロフ) - 最高に面白いです!更新頑張ってください! (2022年9月30日 2時) (レス) @page26 id: a80fea2a86 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - SnowMan大好きです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいねあと気温差すごいので体調などにも気をつけましょう (2022年9月28日 14時) (レス) @page1 id: 3abf21e40c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:めんたらこ | 作成日時:2022年9月28日 3時

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