Real? Dream? ページ18
．
デビューから少し経ち、
私たちはなんとMAMAの新人賞を頂いた。
本当に驚いたし、
なによりたくさんの人の前で日本語と中国語で話すということがすごく吐きそうだった()
それからも、メンバーと毎日のように練習をし続け、血の滲むような努力を続け、2016年のMAMAがやってきた。
私たちはまだ、デビューして1年ちょっとの新人に近いものだ。
でも、努力も練習もたくさんした。
そんな私たちは、最優秀女性グループ賞を頂いた。
男性の方はオッパたちだった。
オッパたちにはまだまだ追いつけないけど、
すごく嬉しかったし、
ONCEのみんなに1人ずつありがとうと言いに行きたかった。
いよいよ大賞の発表が始まった。
そして、今年の歌手賞の発表。
…
「TWICE입니다」
…聞き間違えだとあの数秒で何回思っただろうか。
JY「A、」
名前が呼ばれ、意識が戻った。
メンバーたちが立ち始め、ようやく私も動き出す。
JH「A、これ夢かな、？」
『分からない、、よく頑張ったよ私たち10年近く。』
2人で1番後ろを歩き、夢じゃないかと必死に自分に問いかけた。
でもやっぱり夢じゃなかった。現実なのだ。
ジヒョのスピーチが全く入ってこないくらい、涙をこらえるのに必死だった。
ここで泣いていいのは、私じゃない。
今年もやってきた、日本語と中国語のスピーチ。
『みなさん、本当にありがとうございます。
このような賞は私たちの力だけでは、絶対に頂けません。
代表や社長、他にも今まで関わってくれたJYPのスタッフさんたちのおかげです。
そして、なによりONCEのみなさん。
私たちをここまで導いていただきありがとうございます。
いくら感謝を伝えても伝え切れません。
私たちはデビューしてまだまだ未熟ですが、今日頂いた賞の大きさに恥じぬよう、
これからも、努力をつづけ毎日怠らず進んでいこうと思います。
これからも応援よろしくお願いします、愛してます。』
そして、同じようなことを中国語でも言って私たちはステージを降りた。
．
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作者名：ひな | 作成日時：2021年12月20日 21時
